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「恋より仕事!」労働環境激変の時代、これからの私たちの働き方は?

働き方
結婚を「永久就職」なんて言っていた時代もありましたが、それは遠い昔の話となってしまいました。今は女性も職を持って働く時代。終身雇用も難しくなった現在に、女性たちはどのようなキャリアパスを描いていけば良いのでしょうか?

失恋したり、ダイエットに失敗したり、男運のなさを自覚しだすと、「恋より仕事!」なんて気持ちが固まりますよね。「将来の夢はお嫁さん」なんて、今や遠い昔の話。結婚しようが、子どもを産もうが、女性も働く時代になりました。

実際に人生100年時代、今の20代は70歳まで、つまり約50年も仕事をする可能性が大きいわけです。結婚しても、AIが台頭すればいつどの仕事がなくなるか分かりませんし、トヨタは終身雇用が難しいと発表しています。恋より仕事どころか、「まずは何よりも仕事!」という時代がきています。

そこで頭に入れておきたいのが、「今後、女性の労働環境は目まぐるしく変わる」ということ。今までと同じようにキャリアプランを考えるのは危険と考えておいた方が良いでしょう。

女性の管理職比率を世界基準へ

ビジネスマンのシルエット

日本は先進国というイメージが強いですが、実は先進国の中でも遅れをとっている部分が多くあることをご存知ですか?

その中の一つが、女性の管理職比率。国際労働機関(ILO)によると、2018年の世界の管理職に占める女性の割合は27.1%。中でも日本は12%と、主要7カ国(G7)で最下位です。
また、以下は2012年の資料ですが、アジア諸国と比べても低い水準にあるということがわかります。
厚生労働省:女性の活躍推進に向けた新たな法的枠組みの構築について

界の平均が約3割なのに対し、日本は約1割。11.1%のアラブ諸国と同水準というわけですから、いかに日本が遅れているかが分かります。この理由として、日本では育児や介護などの無給の仕事に追われる女性が多いことを挙げています。

これに対し、先日企業の人事の方とお話をした際、女性の採用は企業にとっても喫緊の課題であるという話を伺いました。
今後も世界の男女平等の流れは変わらず、女性の管理職比率が低い会社は、世界に良い印象を与えられません。女性の管理職比率や有給取得率などは、企業側からすると株価などにも影響を与える問題。会社側にとっても、女性の管理職登用は必須事項なのです。

今の基準でキャリアを考えるのは危険!

世界から見れば「超」がつくほど遅れているといっても、日本に住んでいると実感がありませんよね。
今の日本では、結婚や出産を考えると「正社員やフルタイムとの両立はハード過ぎる」印象がありますし、実際にとてもハード。筆者は30代で子どもがいますが、ママがフルタイムで働くのはまだ少数派。仕事をしている人は多いですが、周囲にはパート勤務が多いです。

子どもを持ちながら就活となると、「休みや時間の融通がきく職種(販売や接客業、コールセンターなど)でパート勤務」という選択肢をとる人が多め。「条件最優先の就活」をしてしまい、「自分のやりたいことや夢は二の次、三の次」になりやすいのです。

メンタル的にも、男性に比べて女性は「採用されにくい」「採用されても重要な仕事は任されない」と、はなから諦めがちに。「現実を見て、採用されやすいところを受けなければ」と思うのですが、この労働環境も大きく変化しようとしています。

2019年5月13日にトヨタの豊田章男会長が「終身雇用は難しい」という発言をし、議論を巻き起こしました。今年の4月からは、大企業で「同一労働同一賃金」が施行されます(中小企業は来年4月から)。これは同じ職場で同じ仕事をする正社員と非正規雇用者の、待遇や賃金格差をなくすというものです。段々と正社員と非正規の格差が是正されていくでしょう。
企業が女性の採用に力を入れているということは、育児や介護環境の是正も期待できます。変化はゆっくりなように感じますが、5年後、10年後には、今とは全く違った労働環境になることを見据えておくべきでしょう。

自分のやりたいことに近い道を選ぼう

就職を考える際には「福利厚生がいい会社」「安定している会社」「育児をしやすい会社」といった条件をどうしても考えてしまいますが、環境の変化により、今後は「自分のやりたい仕事をやれる時代」にもなるでしょう。

いくら労働環境が整えられても、就活や転職活動をする際、仕事について語れるのは「履歴書」です。今までどのような業種や職種を経験してきたか、どのような資格や経験をしてきたか。これを元に、採用側は可否を決めます。

30代、40代、50代になっても自分の好きな仕事をするためには、今興味のある仕事で経験を積んでおくことが必須です。20代は、未経験職種へ最も転職しやすい年代。20代のうちに好きな職種についてスキルを身に付けておくと、30代、40代になっても転職しやすくなるでしょう。

大切なのはやりたい仕事できちんとスキルを身に付けたり、資格を取得しておくこと。日本も今後は実力主義へと変わっていきますから、「どこでも動けるスキルと資格」が大きな武器となります。

これから40年以上仕事をすると考えると、できるだけ好きな仕事をしたいものですよね。目先だけでなく5年後10年後の未来をみてキャリアを考えてみましょう。

宮野茉莉子

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東京女子大学哲学科を卒業後、証券会社で営業を経験。2011年よりフリーライターへ。 大学時代に学んだ哲学にハマり、哲学を交えた記事を執筆。悩んだら哲学本を開...

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