外出しなくて肌ストレスはそんなにないはずなのに、なぜか肌はカサカサだったりニキビや吹き出物が出てきたり…。これってなぜなんでしょう。そして、どういったケアをすればいいんでしょう? プロのヘアメイクとして活躍する和久井直生子さんに、おうち時間のスキンケアのポイントを解説してもらいました!
和久井 直生子

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和久井 直生子

ヘアメイクの私には、モデルさんや女優さんからだけでなく、いろいろな職業の友人から肌やメイクに関する質問がやってきます。最近多い質問は「出かけてないのに肌荒れするんだけど」「ずっと家にいて、メイクもしていないのに肌がカサカサする」など、どうして家にいるのに肌荒れするのか、というもの。

ノーメイクで家の中にいるからといって、肌荒れしないとは限りません。
でも、外出しない日のスキンケアはどこまでやったらいいんだろう?どこまでしなくていいんだろう?と、境目がわからなくなりがちですよね。

今回は家にいるのに肌荒れする原因と、おうち時間のスキンケアを紹介していきます。

家にいるのに肌荒れする原因は?

まずは家の中にいるのに肌荒れする、主な原因をいくつか見ていきましょう。

窓を通過する紫外線からダメージを受けている

家の中にいても、肌は紫外線からのダメージを受けることがあります。
実は、紫外線はガラスを通り抜けて室内に入ってきます。
家の中にいるから大丈夫だと窓からの日差しを浴びながら過ごしているのは、日焼け止めを塗らずに外出するのと同じようなこと。

窓からの日差しは直接浴びてないから大丈夫だと思っていても、床や壁に反射した紫外線を、知らない間に浴びている可能性も。
紫外線は肌の天敵といってもいいくらい、乾燥やシミ、シワやたるみなど、さまざまな肌トラブルを引き起こします。
窓を紫外線防カットできるガラスに変えたり、UVカットシールを貼ったり、紫外線対策のレースカーテンをつけるなどの紫外線対策をしていないなら、肌荒れの原因は紫外線かもしれませんよ。

家の中が乾燥している

湿度が40%を下回ると肌は乾燥しやすくなりますが、家の中は意外と乾燥しているんです。
エアコンの風を直接肌に当てることも、もちろん肌の乾燥につながりますが、家の中の湿度自体も肌を乾燥させる原因のひとつ。

空気が温められると湿度は下がるので、もともと空気が乾燥している冬にエアコンやストーブで部屋を暖めると、ますます湿度が下がってしまいます。

湿度の高い夏は夏で、空気を冷やすためにエアコンを使うとエアコン内部の温度が上がり、結露ができます。
結露は空気中に戻されるのではなく、パイプなどを通して外へ捨てるようになっていることがほとんど。
空気中の水分を結露として奪ってしまうので、空気が乾燥してしまうのです。

肌のためには夏にエアコンを使わなければいいの?と思うかもしれません。
しかし汗も肌荒れや乾燥の原因になり、何より熱中症の危険性も高まるので、エアコンを使わずに暑い夏を過ごすのはオススメしません。

外に出なくても肌は汚れる

家の中にいても肌はホコリや皮脂などで汚れてしまいます。
家はしっかり掃除しているから大丈夫!だと思っても、歩くだけ目に見えないホコリが舞ったり、窓を開ければ花粉が入ってきたりして、肌にくっついてしまうんです。

余分や皮脂や角質と空気中の汚れが混ざると、毛穴汚れや角栓、ニキビなどの原因に。
肌の汚れを落とす方法は、肌質によって変えてあげるとより肌荒れを防げますよ。

次は、おうち時間だからこそオススメする、具体的なスキンケア方法をチェックしてみましょう。

外出しない日のスキンケア方法〜朝〜

外出するときのスキンケア方法とあまり変わらないかもしれませんが、迷うのはどこまでのスキンケアをやったほうがいいのか。

おうち時間を過ごす日は、肌荒れ予防のためにもここまではやっておきたいスキンケア方法を、洗顔から順番に見ていきましょう。

1.洗顔

朝起きたら、まずは顔を洗いましょう。
オススメは、皮脂汚れを落とすのに適した32度くらいのぬるま湯を使った洗顔。
手に触れたときに熱くも冷たくもない、お風呂よりぬるいくらいのぬるま湯です。

もしぬるま湯で顔を洗うと肌が突っ張る、乾燥する人は、皮脂分泌量が少ないかもしれません。
乾燥を感じるなら、ぬるま湯での洗顔は控えましょう。
水での洗顔に変えたり、洗い流すのではなく化粧水を含ませたせたコットンで優しくふき取ったりするだけでもいいですよ。

自分の肌に合わせて寝ている間についた肌の汚れを落とし、肌に潤いを与える準備をしましょう。

2.保湿

化粧水や美容液、保湿クリームなどは、外出するときと同じように使って保湿ケアをします。
しっかりと角質層を潤いで満たし、室内の乾燥から肌を守りましょう。

急いでスキンケアを終わらせなくてもいいおうち時間。
顔全体、または乾燥が気になる頬、皮脂が気になる鼻と額だけでも、化粧水を使ってコットンパックをしてみるのもオススメです。

フェイスラインや首、デコルテも顔の一部と考えて、顔と一緒に保湿するといいですよ。

3.UVケア

日焼け止めクリームを塗っておうち時間のスキンケアを仕上げましょう。

家の中にいても、肌はいつの間にか紫外線を浴びています。
メイクをしないのなら、落とすときのことを考えて石けんで落とせるタイプの日焼け止めを使うのもオススメ。

おうち時間を過ごすなら、途中で塗り直したり塗り足したりするのもラク。
できれば2〜3時間おきにティッシュで皮脂を押さえてから、日焼け止めを塗りなおしましょう。

外出しなかった日のスキンケア方法〜夜〜

クレンジングで落とすタイプの日焼け止めを使ったらクレンジング、石けんで落とせるタイプなら石けんや洗顔料で日焼け止めを落としましょう。

日焼け止めと汚れを落としたあとは、外出した日と同じように化粧水や美容液、保湿クリームを使って保湿ケアをします。
スキンケアの延長だと思って、頭皮マッサージをするのもオススメです。
おうち時間は、スマホやパソコン、テレビなどをみる時間が長くなってしまいがち。
目の使いすぎは頭皮のコリにつながり、頭皮のコリは顔のたるみにつながるんですよ。

ノーメイクの日はノースキンケアという人も、けっこう多いようです。
仕事や友達に会うときはもちろん、オンライン会議やオンライン飲み会でも意外と見られている肌。
なによりキレイな肌は、自分が心地いいはず。
外出しない日も、スキンケアをして1日をはじめませんか。

和久井 直生子

1992年からヘアメイクのアシスタントを始め、美容師免許取得後に渡英。ヘアカットとスタイリング、メイクを学び、ロンドンファッションウィークなどで経験を積んで帰国。日本ではテレビCMやポスター、PV、VPをメインにヘアメイクとして活動。 第二子を授かった2014年からは撮影現場に出る機会を減らし、育児を本業に…のつもりが根っからのワーカホリックのため、在宅で出来る美容アドバイザー、ライターなどもしている、イギリスジャンキーのヘアメイク。

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