
2020.05.09
なんとなくやる気が出ない…家の中にいながら気分転換する方法は?

writer :
宮野 茉莉子5月末まで緊急事態宣言は続き、気軽に遊びに行けない日は続いています。外に出たり、人と会うことは気分転換やリフレッシュにもなりますから、家にこもっていると気分も落ち込んでくるものです。
わが家には3人の子どもがいますが、子どもが3人もいてまだ小さいとなると、気軽に外出もできず、買物もできず、友人にも会えません。
そう。小さな子を持つママたちは、ひとり自粛生活をこれまで何年も続けてきたことに等しいのです。そんな「外出自粛のベテラン」が、家の中にいながら気分転換するために実践してきた方法を3つご紹介します。
好きなことに没頭し、嫌なことはしない
育児中は外出や買い物だけでなく、オシャレも我慢、お酒も飲めない…などとできないことだらけで、多くのことを諦めていました。
とはいっても、できないことばかりあげると、段々と気分が落ち込むもの。そこで「できること」に視点を当ててみました。
「限られた環境と時間の中でも、これだけはしたいと思うこと」を探します。筆者にとってはそれが読書と文章を書くことで、それが自分が本当に求めていたものなのだと分かりました。
同じように外出もできない、人にも会えない、買い物もできない今は、逆に自分に集中するチャンス。普段のように数多くの誘惑に負けることなく、周囲の言葉に惑わされることも少ないため、自分の好みや自分らしさがクリアになってくるでしょう。
好きなこと、やりたいことが見つかったら、そのために必要なアイテムを集めたり、好きなことに没頭してみましょう。
同時に、「嫌なことはしない」という選択肢をもつこともおすすめします。好きなことが明確になってくると、自分が嫌なものも分かってくるからです。
「別に好きでもないことに時間とお金を使っていたな」「あの人といると気分が暗くなる」といったモノやヒトとの時間を減らしていきましょう。
「料理×音楽」でパワーチャージ
いま外出できるのはスーパーくらい、ということで、料理に挑戦し始めた人もいるのではないでしょうか。
私は独身時代、料理が苦手でした。しかし子どもが生まれて1日3食作るようになり、色々と試してみると意外と楽しいことに気付きました。料理はまるで科学のようで、息子も「実験みたいで面白い」と言いながら料理に参加しています。
シンプルに肉や魚を焼くだけでも美味しいですし、ダイエットに向けてスープのレパートリーを増やしたり、グリルやオーブンを使ったり、丁寧な暮らしを目指してぬか漬けやジャム、梅酒作りに挑戦したり、餃子の皮やホットケーキミックスを使っておかずやおやつを作ってみましょう。
おすすめは、料理をしながら好きな音楽をかけること。音楽を聴きながら料理をすると、ノリノリではかどります。ただ音楽を聴くよりも、料理をして体を動かしながら聞く方が楽しみが増します。
時間のある今は、おうちカフェやおうち居酒屋に挑戦してみるのもいいですね。
小さな幸せをたくさんもっている人は強い!
できないことがたくさんあると、「幸せのハードル」が段々と下がっていきます。そうすると不思議なものですが、「小さな幸せ」がたくさん見つかるようになるのです。
たとえばカフェのコーヒーに慣れていると、家でのコーヒーは特別なものになりません。しかしカフェに行く機会がなくなると、家で毎朝コーヒーを淹れ、香りを嗅ぐだけでも幸せを感じるようになります。
そういった小さな幸せを、一つ、また一つと見つけられる人は強い! どんな状況下でも日常を楽しむことができますし、生き生きとしていて、大きな幸せを今まで以上に喜ぶことができるようになりますから。
朝日を浴びる、植物を育てる、コーヒーを豆から淹れる、お気に入りのシャンプーを使うなど、小さな幸せを探してみましょう。
好きなこと、できることに目を向けてみると、さらに身体を動かしていると、段々とやる気が出てくるでしょう。自分が今できることについて、考えてみてくださいね。


