
2018.06.15
美人で得する人と損する人の違いって?

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Lily-Jay編集部Lily-Jayは、「美への自己投資」を応援するメディアです。
ですので、女性と生まれたからには「美しく在ってほしい」と思っています。
しかし、せっかく美しくてもその美しさを生かせない人、なかなか愛されない人がいますよね。そうかと思えば、その美しさをフルに利用して、恋愛も仕事も順風満帆! という人がいます。
一体、その違いはなんなのでしょうか?
事例をもとに、「美人で得をする人」の条件を探ってみましょう。
仕事のできない元読モのゆかりさんが成功した理由
某有名アパレルの店長を務めるゆかりさんは、某ファッション誌の読者モデルも経験したことがある、自他ともに認める美人です。
どこにいても目立つ美貌と、ほっそりと伸びた手足。女性にも男性にも愛される見た目の彼女ですが、販売員としての評判はいまいち良くありませんでした。
決して仕事ができるタイプではありませんでしたし、個人の売上がとりわけ良かったわけでもありません。それでも店長に抜擢されたのは、彼女の美しさと「人たらし」の部分でした。
ゆかりさんの上司だったAさんは言います。
「彼女がいると、どういうわけか下の子がよく動くんですよ。『店長は居るだけでいいから。私たちに任せて』って。頼りない店長をカバーするように、部下がたくさん働いてくれるんです」
結果的に、彼女のお店は系列店の中でもトップの売上を上げ続けたんだそうです。
「彼女は決して面倒見がいいタイプじゃないし、ワガママだし、言いたいことははっきりと言うタイプ。だけど上に対する礼儀はわきまえていたし、上にも下にも甘え上手でしたね」とAさん。
「彼女を嫌いな人も多かったけど、同じくらい熱烈に彼女のことを好きな部下も多かった。僕ともいっぱい喧嘩しましたけど、自分が悪いと認めたら潔く謝るし、良くも悪くも嘘をつかない。そんなところが愛されていた理由なんじゃないかと思いますよ」
「仕事ができない」というレッテルを貼られながらも、仕事で成功したゆかりさん。
彼女はその後独立。現在は自分のブランドを立ち上げるまでになっているそうです。
プライドの高いミオさんの仕事がうまくいかない理由
もうひとつの事例を紹介しましょう。
とある大手企業の受付として働いているミオさん。ショートカットで目がぱっちりした、西野七瀬似のかわいらしいお嬢さんです。
若くてかわいい女の子ということで当初は受付の仕事も順調だったのですが、彼女がいるときになぜか常連のお客さんが寄ってこなくなりました。彼女がいるのに、わざわざ別の派遣の子を呼び止めるようになったのです。
「プライドが高すぎるんですよね」と語るのは、ミオさんの元上司のBさん。
「言いたいことをはっきりと言うのはいいんですが、知らないことでも『できる』と言ってしまってトラブルになったりします。そして部下である派遣の人たちを全然信用していませんし、卒業した学校のレベルを理由に見下しているのが言外に伝わります。だから彼女が困っていても、誰も助けないという悪循環が生まれています」
美人だから余計キツく感じるんです、とBさんは続けます。
「女性が多い職場なので、“女性に嫌われる女性”が一番扱いづらいんですよね…」
結局、ミオさんは別部署に異動になったのですが、そこでもやはりプライドの高さが邪魔をして周囲と衝突を繰り返しているということです。
愛される美人、愛されない美人の条件とは
実に対称的なゆかりさんとミオさん。
同じように「言いたいことを言う」はっきりとした性格でありながら、周囲の受け止め方は180℃違います。
特に部下にあたる人たちの態度が顕著で、ゆかりさんには「店長は居るだけでいいから」、ミオさんには「誰も助けない」と、大違い。
はたして、ゆかりさんにあってミオさんになかったものとはなんだったのでしょうか?
愛され美人のルール:他人を認める
ゆかりさんが周囲から助けてもらった理由のひとつは、上でも下でもその人自身の能力を評価し、受け入れていたという部分です。
ミオさんが派遣の人たちに対して「低学歴だから」とさげすんでいたのと違い、ゆかりさんは部下に対して「私はできないから、助けてほしい」というスタンスで接しています。
人間ひとりができることは限られています。仕事をする上で、他人と協力するのは必要不可欠なこと。
妙にへりくだる必要はないですが、「自分以外の人は皆無能」と思わずに、その能力を認めて歩み寄る必要はありそうです。
愛され美人のルール:自分を大きく見せない
人間は自分を大きく見せたい生き物です。
ミオさんが必死にハッタリを続けたのも、自分を大きく見せるための手段だったのでしょう。
一方、ゆかりさんは最初から「仕事ができない」キャラを受け入れています。
何か主張したいときは強硬に伝えるけれども、非があった場合には素直に謝るなど、とても柔軟です。
そのおかげで、周囲は彼女の限界が見えていますし手を差し伸べやすい。
必要なときに周囲がちゃんと動くことができるのは、ゆかりさんが自分を偽らずに「私はここまでしかできない」と伝えているせいなのでしょう。
愛され美人のルール:お祝いごとは距離を縮めるチャンスと思う
これはゆかりさんの上司のAさんから聞いた話なのですが、ゆかりさんはAさんや部下たちの誕生日に必ずメッセージを送り、年末年始には年賀状を欠かさなかったそうです。
一方、ミオさんの上司だったBさんに聞いてみたところ「同じ部署の派遣の子たちからはあったんですが、ミオさんからは一度もなかったですね」という答えが返ってきました。
私的なLINEを交換するほどの関係かどうかにもよりますが、「私はあなたと親密になりたいですよ」というアピールが上手な方が、周囲から助けてもらえることは多いということは言えそうです。お祝いごとは、そのようなアピールができるチャンスと考えましょう。
「美人は女性に嫌われる」と言われますが、実際のところよっぽど性格が悪くなければ逆に好かれることが多いはず。誰しも、美人と友達になるのは嬉しいものです。
でも、ミオさんのように人を見下したり、人間関係を雑に扱ったりすると、美人がゆえに不美人よりも憎まれやすくなります。
美人として得をしたいなら、ぜひ周りの人間関係に気を配ってみましょう。
さて、ここまで紹介したルールは、美人だけがやるべきルールではありません。
「たとえ美人でも、ここまで努力しないと愛されない」ということでもあります。
つまり、自分が100%の美人でないならば、尚更実践した方がいいルールと言えるでしょう。
「私は美人じゃないから関係ない」と言わず、明日からぜひ実践してみてくださいね。きっとあなたのプラスになることでしょう。