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「美しくなるセックスに、回数もオーガズムの有無も必要ありません」と語るのは、ラブライフカウンセラーの紫陽花(ゆかりはるか)先生。そのポイントとなるのが、幸せホルモンの1種、オキシトシンです。愛のないセックス、ただ気持ちよくなるためだけのセックスでは美しくなれない。今回はそんなお話です。
紫 陽花

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紫 陽花

こんにちは、ラブライフ研究家の紫陽花(ゆかりはるか)です。
ラブライフカウンセラーとして、数多くのカップル間の性のお悩みやパートナーシップの問題の相談を受けてきた、性の専門家です。
今回は、「美容にいいセックス」についてお話しします。

セックスで綺麗になる!」といったネタが、近頃雑誌やネットで、取り上げられていますね。綺麗を謳い文句にしたキャッチコピーは沢山ありますが、何故美しくなれるのかご存知でしょうか?
セックスと綺麗の因果関係を紐解くことで、いつものセックスでより美しくなっちゃいましょう♡

 

あなたの綺麗を引き出してくれる、大事なホルモン

ハグ
あなたは、「幸せホルモン」というものをご存知でしょうか?

幸せを感じ・愛情豊かになる時、私たちの身体は、ストレスを緩和し平常心を保つ「セロトニン」や、快感・やる気を引き出す「ドーパミン」といった様々なホルモンが作用すると言われています。これらのホルモン分泌を促すのが「オキシトシン」、巷では「幸せホルモン」と呼ばれているものです。

オキシトシンは、人や動物との交流の中で増幅すると言われています。
おしゃべりして笑ったり、一緒に何かをしたり、抱きしめるコミュニケーション行為を行うことで分泌されるのです。
もちろん愛情深い相手であれば、この分泌も活性化するのです。

オキシトシンの効果は凄まじく、毎朝外出時にキスをするカップルは、しないカップルに比べて欠勤率や交通事故に遭う確率が低く、収入が25%高くなり、寿命が平均5年長くなると言われています。
キスよりもコミュケーションが深いセックスではこのオキシトシンの分泌はより活性化し、多幸感を感じやすくなり、愛情深くなっていきます。
幸せな気持ちは顔にダイレクトに表れるので、自然と笑顔になれますよね。
マリリン・モンローの名言「笑顔は女の子にとって最高のお化粧」というように、笑顔は綺麗の何よりの秘訣です!

 

セックスすることでエクササイズにもなる!理想の身体に近づける?!

誘惑する女性
以前の記事でセックスをスポーツのひとつと示したように、セックスはカロリー消費に繋がります。

1回のセックスで、どのくらいのカロリーを消費するかご存知でしょうか?
大体30分のセックスで、200kcal消費されると言われています。
この200kcalを消費するには、ジョギング30分、ヨガ120分の運動が必要。
普段運動していない人にとっては、なかなか厳しいハードルです。

ちなみに200kcalは、食事にするとおにぎり1個分。
1年間のセックスの回数が世界で最下位(※)の日本人にとって、週1回計算のセックスはエクササイズに例えると効率的だと言えます。
(※コンドームメーカーDurex社の2005年の調査結果。世界41か国を対象に行い、1位はギリシャの年138回。日本は41か国中最下位の48回。セックスの満足度もワースト2位だった。詳しい結果はこちら

また、セックス中の体位などを工夫することで、単なるカロリー消費だけではなく身体の気になるピンポイントの部位を引き締めるエクササイズにもなります。
例えば騎乗位では、普段使わない内股の筋肉を使うため、女性側の脚痩せ効果が期待できます。正常位では背筋など全身の筋肉を使うため、男性側のエクササイズにも効果的です。

最近気になる身体の部位を話し合い、意識してセックスしてみるのも、いつもと違う時間のスパイスになりそうですね。

 

「オーガズム」を感じることやセックスの回数に固執するのはNG! 間違った知識は不幸のもと!

女性
セックスに関する記事を読むと、「セックスでオーガズムを感じると綺麗になる!」「セックスすると女性ホルモンが沢山出るから沢山セックスしなきゃ」といった認識に陥りがち。でも、オーガズムを感じなくなくてもキレイになれますし、沢山セックスしても女性ホルモンは増えることはないのです。

特に誤解されがちですが、セックスしても女性のホルモンのひとつ「エストロゲン」は増えません!
このような間違った知識は、私たちに焦りや不安を与えてしまします。

例えば、生涯掛けて子宮から分泌される女性ホルモンの量はティースプーン1杯分と言われています。
女性ホルモンは「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種類。女性らしい身体つきに関与する「エストロゲン」は排卵日前に分泌され、妊娠に関与する「プロゲステロン」は月経前に分泌されるのです。セックスすることで分泌されるホルモンではないのです。

また、オーガズムを感じることが綺麗に繋がる条件ではなく、セックスの過程で血流が活発になり老廃物が減り、オキシトシンの分泌により多幸感が増幅することで、結果として綺麗に繋がるのです。

ただし、オーガズムが綺麗に繋がらないわけではありません。
オーガズムを感じることで、DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)を増やす効果があるという研究結果もあります。

このDHEAは免疫効果を高め、生活習慣病のリスクを減らすと言われています。
そのため「若返りホルモン」として紹介しているメディアもあります。

単に若いことと美しいことは必ずしもイコールではありませんが、オーガズムが老化を緩やかにし、健康を促進する効果があるのだと考えられます。

がむしゃらに回数だけをこなすのではなく、セックスは幸せに美しくなるためのひとつの手段と捉えましょう。
正しい知識を知ることで、もっとセックスを楽しみ、毎日3ミリ口角が上がる笑顔に繋げたいですね♡

紫 陽花

-yukari haruka- ラブライフ研究家。 東京都在住。慶應義塾大学卒業。 自身の子宮の病気などをきっかけに「性に悩む女の子を救いたい!」と、慶應大学にてセクシュアルについて研究。在学中、同研究にて学内優秀卒業論文賞を受賞。現在は大手企業で働く傍ら、「身体のこと、性的な関心、愛ある触合い」などのラブライフの向上支援を行う。

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