
2018.11.02
<体内環境を改善する3ヵ条>①腸を美しく保つこと

writer :
松野 エリカこんにちは。美容料理家/ERICHE代表 松野エリカです。
あなたは日頃、体内環境を美しく保つために何か気にかけていることはありますか?
たくさんの情報が溢れる現代。何を選択すべきなのか…わからなくなる方も多いのではないでしょうか。
先日行った女子会の中の会話でも、偏った知識であれこれ実践している人が多くてびっくりしてしまいました。
ということで本日は、私が日頃体内環境を改善するための<基本>としていること3ヵ条をご紹介したいと思います。
その3つとは以下です。
- 腸を美しく保つように心がける
- 体は絶対に冷やさない!温めよ。
- 炎症防止!酸化に勝つこと
本日は①の腸内環境についてご説明しますね。
腸は第二の脳。
腸活という言葉が定着した今、腸を健康に保つということはもはや皆さんの中でも当たり前の知識になりつつあることでしょう。
よく「腸は第二の脳」なんて言われ方をします。
口から摂取した食べ物を消化吸収するほか、実は幸せを左右するのも腸の役割。
セロトニンやドーパミンといった幸せを作り出す神経伝達物質は脳で働きますが、実は脳に存在しているのはわずか2%ほど。
残りはどこに存在しているのかというと、腸に存在しているのです。
腸は人の幸せを左右する大切な脳内物質の製造工場なのです。
お肌のトラブルは腸の炎症?
<お肌は内臓を映す鏡>と言われており、腸を美しくすることは実はあらゆるトラブルの解消へと繋がります。
想像してみてください。どんなに体に良いとされる食べ物を口にしても、それを吸収する環境が整っていなければその努力は無駄になってしまいます。
ではどのようにすれば腸内環境を正常に保つことができるのか?
この質問をすると、「ヨーグルトを食べて乳酸菌を意識しています。」「食物繊維が多い野菜や海藻をよく食べるようにしています。」なんて答えがとても多く返って来ます。
確かにこれらも大切なことです。繊維質や乳酸菌を多く摂れば便秘も解消するかもしれません。
しかしこれはあくまでも一部の話であり、同じお野菜ばかり食べていては根本的な解決にはなりません。
大切なことは、足し算ではなく引き算していくことです。
足してダメなら引いてみて。体内酵素を節約しよう。
私たちの体は食べ物を食べた後、おのずと酵素が使用されます。
酵素には「消化酵素」「代謝酵素」「食物酵素」の3つが存在します。
食べ物を食べた後に使われる消化酵素とは、名前の通り消化するために使われる体内酵素のことです。
もっとも自覚しやすいものとしては唾液。これはアミラーゼと呼ばれ、デンプンやグリコーゲンを分解します。
そのほかにも胃液や膵液など体内にはたくさんの酵素が存在しています。
そんな酵素ですが、実は体内に備わっている量は生まれながら人それぞれ決まっていると言われています。
また、一生の間に作られる量にも限りがあることがわかってきたそうです。
酵素が不足すると消化や吸収ができなくなり、生体機能を維持することが難しくなります。
この酵素を減らす一番の原因は「食べ過ぎ」。
消化酵素が減ってしまえば当然のことながら腸には大変大きな負担がかかります。
そのバランスが崩れることで、肌荒れなど美容面を始め、疲れやすくなったりイライラしたりと、あらゆる症状が現れます。
腸内環境の維持には良いと思ったものを食べ続けるだけでなく、時に引き算することも必要なのです。
そうすることで体内酵素の使用を節約することができます。
毎日同じものを食べる必要はない!
体に良いと言われると、ついつい毎日食べようとしがちですが基本的に主食であるお米以外、同じものを毎日食べ続けるのは避けた方が良いと考えます。
現在私はレッスンで「グルテンフリー」をテーマにお伝えしているのですが、そうしようと思ったきっかけは肌荒れがグンと改善したからです。
20代はスイーツを作る仕事をしていたため、来る日も来る日も小麦粉や甘味料にまみれていましたし、完成したものを作っては食べて作っては食べて…。これをずっと繰り返していました。
その結果吹き出物や毛穴の開き、お肌の炎症が何を実践しても収まることがなく…
悩んだ挙句原因を探るため、自身の食生活を2週間ほどノートに書き続け見直してみました。
すると圧倒的に小麦粉を摂取する量が多く(当時はパン食メインだったので)もしや…と思いパンやケーキを控え主食はお米にすることを徹底してみたのです。
すると悩んでいたことが嘘みたく解消しました。
麺類やパンだけでランチを済ませた後の眠気や疲労感も長く悩みだったのですが、米食を基本とするようになってからその悩みが減ったのです。
皆さんももしかしたら原因になる食べ過ぎ食材があるかもしれません。
腸内環境を整えるためにも、今一度食生活を振り返ってみてください。
そして足すのではなく引き算することを覚えてみましょう。
腸へのダメージが減り、いまの不調がなくなるかもしれません。


