
2018.12.28
敏感肌の人必見! 年末年始は肌悩みに特化した自分だけのハーブチンキを作ってモチモチしっとり肌に♡

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Lily-Jay編集部化粧品売り場や薬局などに行くと様々なスキンケア商品が揃っていて、知識がないとどれを買っていいのかわからなかったり、買ったけど肌に合わず炎症を起こしてしまったりしますよね。化粧品選びも一苦労です。そこで筆者がオススメするスキンケア、ハーブチンキの活用をご紹介します!
こんにちは、美容成分マニアのコスメコンシェルジュ、たぴおかです。
私は肌が地黒で、白い肌を渇望し様々な美白ラインのスキンケア商品を使っているのですが、いまいち実感ができていなかったり、物によっては炎症を起こしたりニキビができたりで、なかなか「これ!」という商品に出会えていません。
そこで私が出会った(正確には作った)のが「ハーブチンキ」です。化粧水を作ったり、お風呂に混ぜてアロマ風呂を作ったり、ハーブティーをつくったりと使い道は様々です。今回はハーブチンキの効能・活用方法をお教えしたいと思います。
ハーブチンキとは?
ウォッカなど、アルコール度数の高いお酒に様々なドライハーブを漬けて、有効成分をこれでもかと抽出した濃縮液です。
ハーブチンキを作るメリット
- 自分の好きなハーブを選ぶことができる
- 原液さえできれば加工の仕方で様々なスキンケアアイテムに変身する
- ハーブチンキ自体アルコール度数が高いので防腐剤フリーなのに長期保存ができる
→好きな香りを選べる
→自分の肌悩みに特化した物が作れる
これらのメリットがあり、一般に既製品で売られているスキンケア商品と決定的に違うところです。
では詳しく見ていきましょう。
1.肌悩みに特化した物が作れる
肌悩みは尽きることがないですよね。夏場だと皮脂が、冬場だと乾燥が。遺伝的なもので雀卵斑(そばかす)をコンプレックスに思っている方もいます。
年齢を重ねると紫外線の蓄積によるシミやシワ、ほうれい線などが気になってくるでしょう。個々人によって様々、異なる悩みを必ず持っています。
筆者は地黒であるのと、メラニン色素が多く日焼けをしやすいことがコンプレックスで、白くツヤのある肌を目指しています。それを夢見て肌のトーンアップに特化したハーブを選んで使っています。
2.用途に合わせて様々に姿を変えられること
ハーブチンキはそれ自体をそのまま使用するのではなく、用途に応じて様々な姿に加工することができます。
3.防腐剤フリーなのに長期保存可能
市販の化粧品やオイルなどは長期保存する為に防腐剤を配合するのが基本です。例えば旧表示指定成分のパラベン、安息香酸系の防腐剤が自分の肌と相性が悪い方はかなりいるのではないかと思います。ハーブチンキは度数の高いアルコールを使用しているので雑菌が繁殖しにくく、それ自体が防腐剤の役割を果たしてくれます。それ故にパラベン等が入っていなくても長期保存可能なのです。
(加工時に飛んでしまうため、使用するときにはほんの数パーセントのアルコール含有量となります。それでも肌に合わないという方は、控えた方が良いでしょう。)
筆者が使っているドライハーブ
ではメラニン生成が活発なことが悩みの筆者が好んで使っているハーブチンキやその作り方を紹介します。
ヒース→アルブチンを多く含む。チロシナーゼの活性を抑制。結果的にメラニン色素の生成が抑制される。
ローズヒップ→ビタミンCの爆弾と呼ばれる。大量のビタミンCでメラニン生成を抑制。
ローズレッド→愛称「花の女王」。豊富なビタミンCでメラニン生成を抑制。
ルイボス→抗酸化酵素SODを多く含む。紫外線やストレスによる活性酸素(肌老化の一因)を除去する働きがある。
これらをそれぞれ単体でチンキを作っています。
その他にも様々な効能のあるハーブがあるので一部紹介します。
エルダーフラワー・・・・・・・・収斂作用・風邪の初期症状などに良い
アンティチョーク・・・・・・・・肌荒れ・弾力UPなど
ダンデリオン・・・・・・・・・・豊富なビタミン・ミネラルにより毒素排出や貧血の予防
チェストベリー・・・・・・・・・女性ホルモンのバランスを整える
マリーゴールド・・・・・・・・・血行促進やホルモンバランス調整
などなど。これらは百貨店やデパート等に入っているハーブ屋さんで購入できるので、ぜひ見てみてください!
ではいよいよ作り方をみていきましょう。
特別なものは不要で、誰でも簡単に作れますよ!
ハーブチンキの作り方
用意するもの
- ドライハーブ…10g
- ウォッカ…100g
- 瓶(フタを閉められるもの)
私は、ドライハーブはenherbで
ウォッカはコンビニで置いてあるアルコール度数37度のものを購入しました。アルコール度数は40度前後がオススメです。
作り方
- ジャムの瓶のような、フタを閉められる瓶を用意し、そこにドライハーブとウォッカを入れます。目安はドライハーブが全部アルコールに浸るくらいです。しっかりとフタを閉めて、作った日が分かるように日付を記入しておきます。
- 1日1回瓶を振って、中身をかき混ぜます。これを約2週間繰り返します。
- 2週間後、ハーブの有効成分がたっぷり抽出された濃縮液を、フィルターを使って濾し出し、保存用の容器に移し替えます。
これで完成!
簡単ですね!
ハーブチンキのアレンジ方法 化粧水編
今回、私は自分で作ったハーブチンキを使って化粧水を作りました。
自分で作る自分の為の化粧水、その作り方やレビューをしたいと思います。
用意するもの
- ハーブチンキ
- 精製水
- 化粧水用のボトル
- お好みでグリセリン(保湿用)
ハーブチンキおよび精製水の量は自由に決めて構いませんが、冷暗所での保存期間約1ヶ月なので、そのくらいで使い切れるような分量にしましょう。
精製水:ハーブチンキ=9:1
このくらいの割合がおすすめです
例えば100mlの化粧水を作る場合は精製水→90ml、ハーブチンキ→10mlです。
作り方はカンタン!
化粧水ボトルに精製水とハーブチンキをお好みの分量で配合するだけ!保湿要員でグリセリンを少量加えても構いません。作る流れは本当に簡単でこれだけです。
手で顔にまんべんなく塗ったり、コットンにたっぷり浸してパックをしたりと、ふんだんに化粧水を使用しました。
配合量にもよりますが、テクスチャーは水そのもの。ローズレッドを使用した化粧水はほんのり薔薇の香りもして官能的にもノーストレスで使用できます。
特に感じたことは刺激がないこと。
精製水、アルコール、ハーブのみ使用しているので余計なものが入っておらず肌への負担が少なく感じました。(ただアルコールに敏感な方は控えた方が良さそうです。)
そして、何より自分の肌悩み(私はメラニンを排出して顔を明るくしたい)に特化した成分のみをこれでもかと抽出しています。それ故に即効性はないにしても使用前と比べて顔が明るくなり、ニキビ跡の赤みが薄くなるまでの時間が短
縮されたように思います。
いかがでしょうか。自分の肌悩みに応じて、抽出するハーブを変えることで臨機応変なスキンケアができるのがハーブチンキです。化粧水にして毎日のスキンケアとして活用するもよし。頑張ったご褒美にお風呂に垂らしてアロマ風呂にするもよし。白湯や紅茶に垂らして味のアクセントにしながら体内から綺麗になるもよし。
様々な活用方法があるので皆さんも是非、作ってみてはいかがでしょうか!
<文:コスメコンシェルジュたぴおか+Lily-Jay編集部>