
2018.12.28
年末年始の飲み過ぎ要注意!二日酔いで苦しまない方法

writer :
松野 エリカこんにちは。美容料理家/ERICHE代表 松野エリカです。
今年も残り、あと数日となりました。1年間、連載をお読みいただきありがとうございます。
また来年もお役に立つ内容をお伝えさせていただきたく思っております。
どうぞよろしくお願いします♪
さてさて、この1年皆さんにとってどんな年でしたか?
いいことも悪いこともあった1年を楽しく締めくくろうと、忘年会ラッシュに追われている人も多いのではないでしょうか?
忘年会、クリスマス、年末年始とイベント続きの12月はお酒を飲む機会も多いですよね。
ということで今回は、二日酔いを防ぐ方法をお伝えしていきます。
そもそも二日酔いはなぜ起こるのだろう?
飲み過ぎた翌日の体調の悪さ…色々集中できず困ってしまいますよね。
そもそも二日酔いはなぜ起きるのでしょうか?
ご存知の通り、アルコールは肝臓で分解されます。
しかし、肝機能の限界を超えると有害物質である<アセトアルデヒド>が体内に残り、これが吐き気や頭痛、動悸などを引き起こします。
また、ストレスなど日々の生活で肝臓に負担がかかっていると、それが原因で二日酔いが起こりやすくなることもあります。
加えてアセトアルデヒドを分解できる酵素の量は人によって違うため、少ない人は自然とお酒を飲める量が少なくなります。
二日酔いの程度に個人差があるのはこのようなことも関係しています。
二日酔いって体に悪影響があるの?
二日酔いになってもしばらくすると元に戻る私たちの体。あの辛い思いが嫌だと思いながらもやめられないお酒。
そしてまた二日酔いを起こすほど飲んでしまう…
ああ、私のことだな〜と読みながら思った方もいらっしゃるかもしれませんね(笑)
アルコールを分解してくれる肝臓は、その処理を行うだけの臓器ではありません。
生きていくにあたりとても重要な役割を担っており、有害物質の解毒を始め、栄養の貯蔵、食べ物の消化に必要な胆汁の合成・分泌など、機能しなくなると生命を維持することが難しくなるほど大切な臓器です。
アルコールの処理に追われ、本来やるべきこれらの仕事ができなくなると疲労感が増したり、いきすぎると肝臓の病気にかかりやすくなります。
一時的な二日酔いですが、続いた際の代償はとても大きいと言えます。
飲みながら!二日酔いを防ぐ食事
二日酔いを防ぐにはいくつかポイントがあります。
食事前
まず、食事の前は空腹でいきなり飲まないようにします。
なぜなら、空腹のときはアルコールの吸収が早いからです。
吸収が早いと血中アルコール濃度が一気に上昇し、分解が追いつかなくなります。
お腹が空いているときは、先に少し食べ物を胃に入れてあげることが大切です。
飲んでいる時
①タウリンを多く含むものを食べる
肝機能を高めアルコールの分解を助けてくれる有名な栄養素の一つ、タウリン。
胆汁が出るのを促して解毒作用を高めてくれます。
牡蠣、しじみ、あさり、たこ、いかなど魚介類に含まれています。
しじみの味噌汁を飲む理由はこんなところにもあります。
寒いと登場回数が増えるお鍋も、牡蠣を入れてだし汁前しっかり飲むと二日酔いの予防に繋がります。
飲む際のメニューにぜひ取り入れてみてください。
②梅干し
お酒を飲んだ後の体は酸性になっています。
そこへアルカリ性の梅干しを食べると体が弱アルカリ性へと変化し、辛い二日酔いから脱出できると言われています。
また、梅干しの主成分であるクエン酸は疲労を回復する上で欠かせません。
③枝豆
おつまみの定番といえば枝豆ですね♪
これも実は理にかなっていて、枝豆のタンパク質に含まれるアミノ酸の一種、メチオニンという栄養素はビタミンC、ビタミンB1と共にアルコールの分解を促進させますので、積極的に食べたいおつまみです。
飲んだ後
気をつけていたけれどやはり二日酔いになってしまった、という場合は、無理に食べる必要はありませんが水分補給は積極的に行いたいところ。
お水を飲むのはもちろんなのですが、水分だけをただ補給していても尿として排泄されてしまうので、適度の塩分も一緒に摂るようにした方が良いです。おすすめなのは、果汁100%のジュースやトマトジュース。中でもトマトジュースに含まれるリコピンは、アセトアルデヒドの働きを抑制すると言われています。適度な塩分も含まれているのでおすすめです。
でもやっぱり、一番の予防は飲み過ぎないこと♡
楽しくなるとついつい飲んでしまいがちですが、やっぱり一番の予防は飲み‘過ぎ’ないことです。
自分のキャパを知り、どのくらい飲んでしまうと体調が悪くなるのか把握して、ほどほどに楽しむようにしましょう♪
そして身も心もスッキリさせた状態で新年を迎えましょう。


