
2019.01.25
爪の状態からわかるあなたの不調

writer :
Lily-Jay編集部夏の間はネイルサロンが激混みしていてなかなか予約が取れなかったのですが、冬場になるとだいぶ落ち着いてきました。ネイリストさんに聞くと「やっぱり夏の間だけネイルをするという人が多いですね」とのこと。
もしあなたがネイルをお休み中なら、ぜひやってほしいことがあります。
それは、「自分の爪を見て健康チェック」すること!
爪は自分の栄養状態がわかるバロメーターなんです。
爪は不足している栄養素がモロに出る
ネイルが剥がれやすい、ジェルネイルが折れやすい。
そんな悩みがあるなら、もしかしたら栄養不足かも?
栄養状態が悪いと、薄くて割れやすい、弱い爪が生えてきます。
女性の栄養で特に気を付けたいのが鉄や亜鉛などのミネラル不足ですが、これらの不足は爪を見ればすぐにわかるんです。
爪に丸みがなく、やわらかくて割れやすい→鉄不足
爪を見て、こんな症状がある人は鉄不足の疑いアリです。
- 爪が平たい(※酷い人になると反り返った「スプーンネイル」と呼ばれる状態になっていたりします。)
- 爪がやわらかくて割れやすい
- 爪を切るときにパチンパチンと音がしない
- 爪が白っぽくて光沢がない
鉄が不足するとうつやパニック障害といったメンタルの病気の原因にもなります。
特に女性は毎月の生理や出産などで鉄を失う機会が多く、日本人女性の99%は鉄不足だという研究者もいます。
爪の特徴が当てはまったら、以下も確認してみましょう。
- 疲れやすい。怠い
- 目眩、立ちくらみがある
- 冷え性
- 喉に不快感があり、飲み下しにくい
- イライラしやすい
- 髪の毛が抜けやすい
全部に当てはまっている人は鉄欠乏の疑いアリ。
鉄サプリを飲むか、病院に相談しましょう。
レバーなどを食べるのももちろん良いですが、牛レバーに含まれる鉄分の量は100gあたり4gほど。決して十分な量とは言えないので、サプリメントなどで補助した方が安全です。
オススメはNow社のIron。慣れない人は18mgからスタートしましょう。
鉄不足の人は粘膜の代謝が悪くなっており、鉄のサプリなどを飲むと気持ち悪くなる人がいます。プロテインなどのたんぱく質を摂取して内臓を強化した上で、サプリを飲むようにしてください。
爪の中に白い斑点がある→亜鉛不足
昔はよく「爪の中に星が出ると幸運の印」なんて言われていましたが、これは亜鉛不足からくるものです。
亜鉛はストレスやアルコール、高血糖で不足しやすくなります。
不足すると、
- 味覚障害、嗅覚障害
- 無月経などの生殖能異常
- 抜け毛
- 免疫の低下
- 貧血
- 皮膚炎
- 甲状腺機能や胃腸昨日の低下
などを引き起こします。
- 傷の治りが悪い
- やる気が起きない
- 乾燥しやすい
- 慢性的な下痢
などがある場合も亜鉛不足の可能性大です。
爪の周りにささくれがある→ビタミン&たんぱく不足
ささくれは「胃腸が弱っているしるし」なんて言う人もいますが、これはビタミン&たんぱく質不足が原因。
爪はケラチンというたんぱく質でできており、原料であるたんぱく質の不足によって様々なトラブルを引き起こします。ささくれもそのひとつです。
皮膚を作るためには、たんぱく質に加えてビタミンA、B6、C、セレン、そして鉄、亜鉛も必要です。これらのビタミン&ミネラルを補給することで、ささくれが改善します。
爪に縦線がある→乾燥と老化 / 爪に横線がある→ストレス、爪への物理的なダメージ
爪に薄い縦線があるのは爪甲縦条(そうこうじゅうじょう)といい、乾燥や老化が主な原因です。爪に薄い横線があるのは爪甲横溝(そうこうおうこう)といい、甘皮の処理などで傷ついたり、きつい靴を履いたりしたときなど、爪に物理的なダメージが加わったときに起こります。どちらも、亜鉛不足、鉄不足で起こる場合もあります。
この他にも爪の色が黄色や緑、黒に変色するといった爪のトラブルもあります。栄養不足というよりはウィルスの繁殖によるものだったり乾癬や水虫などの病気だったりするので、病院で相談してください。
爪は3~4カ月前のあなたの食生活の結果
爪は3~4カ月で生え変わります。
つまり、あなたの今の爪は3~4カ月前にあなたが食べたものでできているのです。
原因不明の怠さ、イライラ、抜け毛、味覚障害など、自分の体で何かしらのお悩みがある人は、ぜひ自分の爪をチェックしてみてください。