
2019.01.25
今求められる「理想の奥さん像」は“非メンヘラで教養のある女性”! でも、どうやったら“脱メンヘラ”できるの?

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Lily-Jay編集部先月の特集(結婚相談所広報と解析研究員が2018年の恋愛事情を総括!「現代の結婚観と男女の理想像」とは)で、パートナーエージェント広報の平田さんと解析研究員の佐々木先生が興味深いことを語っていました。
それは、今求められている「理想の奥さん像」の条件に“自立していること”が挙げられていたこと。
つまり、依存しがちなメンヘラはモテない、ということです。
メンヘラとはメンタルヘルスを語源とし、精神的に不安定な人のことを指す言葉です。
具体的には、こんな特徴があります。
- 感情の起伏が激しい
- 被害者意識が強い
- 自分に自信がない
- 自傷癖あり、過去もしくは現在進行形でリストカットをしている
- 人の目を気にする割には他人にはあまり興味がない
- 一度気に入った人にはとことん依存し、定期的に連絡がないと不安になる
- SNSでは急に鍵をかけたり辞める宣言をしたりするなど「かまってちゃん」的行動が多い
- 希死念慮がある
メンヘラとは必ずしもうつ病の人を指すわけではなく、精神的に不安定で、かつ過度な依存などの問題行動を起こす人を揶揄する言葉として使われます。
どちらかというとメンタルに問題を抱えている人の総称として使われることが多く、例えば発達障害の人に対しても乱雑にメンヘラと呼ばれてしまうこともあります。
(ただし、アスペルガー症候群や注意欠陥・多動性障害〈ADD/ADHD〉などといった発達障害の人が二次障害として精神的に不安定になることがあり、不眠に悩んでうつの診断を受けた後で、自身の発達障害に気づく、といったこともあるため、まったく的外れということでもないのが難しいところです)。
メンヘラの中には、とても奔放に恋愛にのめり込むタイプの人がいます。
自分の中の自信のなさや不安感を、異性からの承認で埋めるのです。
カラカラに干からびた自分の心を満たすため、愛情を試すような行動に出たりします。
- 仕事中や深夜などに電話をかけてきて「会いたい」と迫ったり。
- 相手の行動を常に把握していないと気が済まず、30分おきに電話をするよう要求したり。
- リストカットや自殺未遂の報告をしたり。
- 狭いコミュニティの中で手あたり次第に恋人を作り、人間関係をズタズタにしたり。
試し行動をしているときのメンヘラは、赤ちゃんの面倒を見る母親のような無償の愛情を周囲の人間に求めます。
相手の限界ギリギリまで問題行動を起こし、「それでも自分を見捨てないよね?」と問いかけるのです。
これらの試し行動により、周囲の人間のメンタルはゴリゴリと削られていきます。
結果、ミイラ取りがミイラになるように、メンヘラと付き合うとメンヘラになるのです。
この誰も幸せにならない関係は、どちらかが限界を迎えるまで続きます。
それではメンヘラを脱するためには、どのようなことをすればいいのでしょうか?
まず大前提として、精神科で投薬治療を受けている人はそのまま通院を続けましょう。
いきなり薬を減らしたりすることは厳禁です。命にかかわります。
投薬治療中の方でなければ、まず試してもらいたいのが栄養療法です。
Amazonの売れ筋ランキング1位にもなった書籍『うつ消しごはん』(藤川徳美)という本があります。
心の病気はこれまで投薬治療一辺倒でした。
この本の著書である藤川医師も長年にわたって患者に対して投薬治療を続け、数多くの研究にも携わり100本以上もの論文を書いてきた人です。
ですが、どんなに上手に投薬を続けても、症状は良くなっても完治はできなかった。そして自身の体調不良をきっかけに栄養療法を知り、患者さんに試してみたところ目覚ましい効果があったという経験を経て「心身の不調は、まずは日々の食事・栄養に原因がある」という考えに行きついた藤川医師は、この栄養療法を治療に取り入れ、これまでに3000人もの患者を完治に導いてきました。
藤川医師の提唱している栄養療法はとてもシンプルで
- たんぱく質
- 鉄
をたっぷり摂るということ。
これを徹底することで、心と体がみるみる軽くなるのだそうです。
また、これと併せて
- 糖質制限
- ビタミン(C、B、E)の摂取
をすることで、エネルギーの代謝が上がり、結果うつが消えるのだそう。
これらをわかりやすく漫画で解説した『薬に頼らずうつを治す方法』という本も1/30に発売されるので、ぜひ読んでみてくださいね。
そしてもうひとつ、メンタルの改善に有効な手段があります。
それは、運動をするということ。
アメリカ、デューク大学の研究でうつ病の治療には向精神薬より運動の方が効果があることが証明されました。また、注意欠陥・多動性障害などの発達障害や依存症、不安、そしてストレスなどにも運動が効果があることがわかっています。
ハーバード大学医学部臨床精神医学准教授ジョン J.レイティ医学博士の著書『脳を鍛えるには運動しかない』によれば、中程度の有酸素運動を毎日30分間続けると気分が前向きになると書かれています。これは単に気分がふさぎがちな人から双極性障害の診断を受けた人まで幅広く変化があり、押しなべて前向きになったそうです。
以上、メンヘラを脱するための3つのステップを紹介しました。
「メンタルヘルスは自分には関係のないこと」と思っている人も多いかもしれませんが、男性では10人に1人、女性では5人に1人が人生で一度はうつ病に罹ると言われています。ですので、決して他人事ではありません。
ぜひ栄養療法や運動など気軽に取り入れられるところから試して、体と心の美しさをキープしましょう。
『うつ消しごはん』のビタミンは、お肌もとっても綺麗になるので特に女性におすすめですよ。