柱に寄りかかる男女
恋愛や人間関係で最大の障壁となるのが、自分の「普通」と相手の「普通」がまったく違うこと。その価値観のすり合わせがうまくいかずに、壊れてしまう関係も多々。価値観の違う相手と一体どのようにして歩みよればいいのでしょうか? モテ作家のアンドウミカさんが解説します。
アンドウ ミカ

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アンドウ ミカ

恋愛すると、ほぼ必ずといっていいほど直面するのが「価値観、考え方の違い」

同じ環境で育った家族ですら起こるこれ、今まで全く違う環境で育った人同士ならば、起こって当然。

深いお付き合いになる前に「感覚の合うポイント」の見つけ合をした結果、「この人とは合う♪」とお互いが思った運命的な二人だとしても、全くもって理解できない、もはや意味すら不明と思うようなものは出て来ます。

これを、どう納めるかが、平和に長続きする恋愛になるかの鍵になります。

人との繋がりにおいて最も大切とも思える「信頼関係」にも繋がること。

こんな問題を抱えがちな方は、「常識とは何か」なども含め、日をあけて3回くらい読んでみて下さい!

自分と相手と一般の常識

待ち合わせ 女性

ちょっと極端な例から考えてみましょう。

人と待ち合わせをしたとき、あなたは以下の3つのうちのどのタイプにあてはまりますか?

  • ①:人を待たせるのはいけないことだから、時間通りに確実に着くように、少し前に着くくらいのつもりで絶対に行動する。
  • ②:なるべく時間通りに、でも慌てず急がず。遅れそうなときは到着時間を連絡。10〜15分くらいまでなら謝って済むかも。
  • ③:仕事ではないから、気楽にのんびり。1時間くらい遅れても、待ち合わせ時間を過ぎてから連絡しても、別に問題ない。

これ、例えば都会生活が長い人か、交通の便の悪いところで生活している人かどうかでも違ってくると思います。
また、周りの環境でも「自分とその周りの当たり前」は変わってくる。

もし①と③の人が付き合った場合、どっちに合わせるのが「普通」か。あなたは断言できますか?

どちらも、自分や他人にとって「ストレスが少なくて良い」と思えるものを提案し合うでしょう。
しかし、おそらくは平行線のまま、相手に対して「それはオカシイんじゃない?」と不満を溜める原因となってしまう。

そこで第三者の意見を聞いてみよう、と身近な友達に相談する人も多いでしょう。
しかし、自分の身近な友達には、自分と近い感覚の人が集まります。
そこで違う感覚の人の話をすると「その人、おかしいよ。そんな人、やめちゃいなよ! 別れちゃいなよ!」となりやすい。

本当は①の人にも③の人にも、それを「普通」と感じる理由があるんです。
「自分の常識、価値観の押し付け」になっていないか、一度冷静になる必要があります。

意外と難しい「妥協点」

妥協点模索する女性

①の人も③の人も、お互いに妥協した結果「②くらいにしてみようか!」と平和的に取り決めをすることもあるでしょう。

しかし長年染み付いたクセで、やっぱり①の人は待ち合わせ場所に早めに着いて相手を待ってしまう。
③の人は「急がないと」と思ってはみても、そもそもの時間の概念が違うことでどうしても遅れがちになる。

これ、どちらが正しいとか間違えているとかではなく、「違う」というだけのこと。
妥協点に合わせた行動が速やかに出来るか否か、簡単と感じるか難しいと感じるかも、人それぞれ。

お互いに難しいと感じてしまったら、最悪こんな感じになってしまう。

①「せめて事前に連絡するなりしてよ! なんでこんな簡単なことが出来ないの?」
③「なんでそんなに時間にも気持ちの余裕を持てないの? 息苦しくないの?」

これでは、とても恋愛なんて無理だと思いますね?
でも、こんな二人が出会ったとしたら、そこは学びの宝庫かも…。

「妥協点」は、違いを肯定するところから

パソコンをいじる女性

妥協点の改善など、色々とトライしてみてうまくいかなかったら、諦めるしかないです(笑)。
でも、諦める前にお互いの性質のプラスな部分とマイナスな部分を明確にし、客観視してみましょう(←これが難しい)。

この待ち合わせの例えで言うと、

①の長所:時間を無駄にせず、計画的に日々を過ごせる。(人を待たせずストレスを与えないようにと気遣える)
①の短所:計画通りに物事が進まない事があると、ストレスを感じる。

③の長所:気持ちにゆとりがあり、外的要因でストレスを感じづらい。(人に待たされることなどがあっても気にならない)
③の短所:計画性がなく、決めたことが実行できない場合がある。

気を遣える人と、気にならない人。
どちらも良い点も悪い点もあります。

受け取り方や見方の問題でしかない。

だから、お互いの長所も短所も肯定してください。
そして、お互いの特性を活かせる持ち場を作りましょう。

何か計画を立てるときは、①の出番。

③は、それを気にせず時間を守らなくても「そんなに大きな問題?」となる。それはダメ。
③は計画を立てたりすることが苦手なので、①の能力を認め、必要なときは合わせる努力をする。努力が大事!

何かトラブルが起こって計画がずれてしまったときは、③の出番。「大丈夫、どうにかなるから♪」となだめる。
①はこういう状況にストレスを感じやすいので、③のポジティブなところを見習い、気持ちを落ち着ける努力をする。

お互いがお互いの長所を認め努力しあわないと、違う思考と価値観の二人が一緒にいることは不可能。
その代わり、自分一人では変われない部分を相手から学んで成長できた結果、生きやすくなる。

違う二人は成長のチャンス

計画的な①は、外的要因からのストレスを感じづらくなったら、とてもプラス。
楽観的な③は、時間や行動のロスが少なくなったら、とてもプラス。

①のストレスより、計画性。
③の楽観視より、ポジティブ。

相手の「自分とは違うマイナスに見える部分」は、見方を変えると実は自分にとってプラスな場合が多い。
お互いがお互いの短所に見えるけど本当は長所かもしれない部分を認め肯定し、合わせる努力も必要不可欠。歩み寄り!

手を繋ぐ

今回は、待ち合わせという状況において、

・頭固めな人と楽観的な人
・計画的な人とプラス思考な人

という極端な例を出してみましたが、ここまではっきりと意見が正反対でなくとも、自分と恋人、家族や友達に対して自分と意見の合わないこともあるでしょう。

それらにモヤモヤすることがあったら、彼ら彼女らの良い点と悪い点を書き出してみましょう。
そして、自分に足りない部分が何かを自分で観察してみましょう。

合わないと感じる人には、価値観を押し付けることにならないよう、書き出したものを見せて話し合うといいかもしれません。
自分のことも客観的に話してもらい、お互い「すぐには変われないくても努力してみよう!」と話せれば大丈夫♪

きっと、最初は「私はこんなに努力してるのに、相手の努力が足りない!」となります(笑)。
または、「努力してるけど、できないものはできない!」となるかも。
どちらも、自分の非を認める姿勢が重要ポイントになります。

努力の度合いも人それぞれ。
これらの「違い」から生じるお互いのストレスより、二人の時間から得られる幸せの方が大きければ大丈夫!

ストレスが幸せを乗り越えないように、努力し合う。
全く問題のないストレスのない付き合いは存在しないので(その大小はあれど)、少しずつお互いを知り歩み寄ることで、自分たちの過ごしやすいルールが生まれる。
最初からうまくいくルールなんてものは存在せず、時間を掛けて落としどころを見つけていくもの。

なので、慌てず焦らず! どんな人とでも、問題解決の道は見つかるはずです♪

アンドウ ミカ

セクシーコンサルタント・ボディーメイクトレーナー・作家・恋愛や人生のお悩みカウンセラー。グラフィックデザイナー、ダンサーを経て、2009年よりトレーナーに転身。「女性は”セクシー”を磨くだけで、全てが磨かれる。」をモットーに、セクシーコンサルタントとして数多くの女性の「美」を磨く。また、虚弱で自信がなかった自身を、ダンサーやモデル業をこなす、メンタルと身体に変えた経験をワークアウトや本に。沢山の女性に「自分自身をもっと好きになってもらいたい!」そんな思いでコラムを書いています。日テレ「魔女たちの22時」で魔女として紹介され、その後もメディアに多数出演。

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