人はついつい期待をしすぎてしまう生き物ですが、こと恋愛においては「こんなにしてあげたのに」で病んでしまう人は多いもの。特に「自由でいたい男(女)」が尽くし型のパートナーと付き合うと、いろんなすれ違いが起こるよう。さて、そんな「自由でいたい男」をうまく攻略し、いい関係を築けることはできるのでしょうか? モテ作家のアンドウミカさんが解説します。
アンドウ ミカ

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アンドウ ミカ

恋愛においてだけの話ではありませんが、人はついつい期待をしてしまう生き物です。
相手のことを思って何かをしてあげたら、「ありがとう!」と喜んでくれるに違いないと思うのは普通のこと。
でも、それが相手が望んでないことだったらどうでしょう?
たとえば、こんなケース。

「彼を喜ばせたい」vs.「だって頼んでないし…」

漫画ワンカット

たとえば、たまにしか会えない彼と仕事終わりにデートの約束をしていた日。
彼女は張り切って家で食事を作って待っていたとします。

それには、彼の帰宅時間を想定して、何を作ると喜ぶかメニューを考え、買い物を済ませて、他の誘いは断るなど予定を調整し、⑤せっせと下ごしらえをし、時間をかけて調理をする、といった労力を伴います。

でもそんな労力を知らない彼は、「飲み会が入ったから行くの遅くなる!」や「リスケしてもいい?」などと気軽に言ってしまう。

よくある恋人間の揉め事ですが、これと同じような問題で関係がこじれ、関係が破綻するカップルも少なくない。
さて、こうなった場合、どうしたらいいのでしょうか?

解決策① 認める:「どちらも悪くない」という視点を持つ

彼はきっと「わかった、飲み会楽しんできてね♪」とにこやかに言われたいはず。

何度かはそれで済むでしょう。しかし回数が増えると、ドタキャンされた側には不満が積み重なっていくものです。
結果、「なんでいつも急なの? 頑張って作ったのに…!!」と大爆発。

相手からしたら「え? 俺、ごはん作ってなんて頼んでないし…」となりますよね。
「頼んでないことで勝手に怒るくらいなら何もしなくていい」となるでしょうし、「怒るほど作るのが嫌なら外食すればいいじゃん」と、あっさり返すでしょう。

これはどちらが悪いというわけではなく、単に考え方や価値観の違いがあるだけ。
特に「尽くしたいタイプ」と「誰にも縛られず自由でいたいタイプ」がくっつくと、こんな問題が起きやすい。
まずはその現状を認め、「価値観が違うだけでどちらも悪くない」という視点を持ちましょう。

解決策② 諦める:見返りを期待しないようにする

「尽くしたいタイプ」の人は、相手の痒いところに届くケアをしてあげることができるし、特に女性はそんなタイプがモテる傾向もある。けど、色々と先回りして動いた結果、それに見合った反応(「ありがとう」の言葉など)がないと、「こんなにしてあげているのに!」と憤ってしまう。

相手の立場になってみると、勝手に頼んでもないことをやられて、反応が悪いと怒られて…と散々なのだけど。でも、「尽くしたいタイプ」からすると100%善意からの行動だから、なかなかそこに気が付けなかったりする。

そう、「いらないよ」という人にとっては「恩の押し売り」になりかねない。

どんなに「相手のため」と思っても、相手が望まない行動は自己満足。

自分が相手のためを思ってやったことが100%好意的に取られるとは限らない。
そこはしっかりと諦めて、見返りは期待しないようにしよう。

もちろん、相手のことが大好きだからこそ、喜びそうなものが目に入れば「これしてあげようかな♪」と思うよね。
それは愛情の表れだけど、やってあげるときは「相手が喜んでも喜ばなくてもどっちでもいい」くらいに思って。
「そんな冷めた関係、つまらない」と思うかもしれないけれど、相手が見えてない努力は伝わりづらい。伝わらないのが当然で、伝わったらラッキー、くらいの方がストレスは生まれない。

砂時計 カレンダー

解決策③ 対話する:相手の言質を取る

「尽くしすぎているなー」と反省している人にぜひ実行してほしいのが、「相手がしてほしい」と言うまで何もしないこと。
相手を不安に思わせてもいいので、一旦距離を置いて世話を焼くのをやめてみよう。

そして、相手が「してほしい」と言い始めたらチャンス。
「夕ご飯、作ってほしい? いつがいい? そしたら、何時には来てね!」としっかり約束をして、ドタキャンを封じてしまおう。
もちろんそれでもドタキャンは生まれるかもしれないし、予定を入れられるのが嫌な相手だったらそこで揉めるかもしれない。

でも、何も言わずに頑張って何かをして、「頼んでないのに勝手に怒って!」みたいな流れになるくらいなら、この方が平和!

ここで大事なのは、対話。

たとえば誕生日などに、まったく欲しいと思ってないものをプレゼントされたこと、ありませんか?
彼の主観での祝い方(例:「おめでとう」と言うだけ)で、「これで十分だよね?(ニコ)」となっていたり。
きっと、彼の誕生日はそれでいいから、相手にもそうするだけのこと。

女性も、「これをしてあげたい」「私はこれをされたら喜ぶ」を相手に実行して、喜んでくれるのを期待する。
なぜなら、自分にとっての「幸せ」なスタイルを人にも与えたいと思うから。

でも、これは対話なしに行うと単なる押し付け合いになってしまうので、自分が何をされると嬉しいかを伝えることが大切。
お互いが何をすると喜ぶのか、どうすると平和でいられるのか。
相手の心は読めないので、わかるように言葉で説明をし合わないといけない。

前述した例だったら、「料理して待ってたのに!」と相手が言ったなら、思っていなくてもとりあえず「ありがとう」と言おう。その上で、もし今後必要ないのであれば、それは伝えよう。

もしあなたが誕生日を祝われたい人だとして、相手がそうでなかった場合には、「あなたは自分の誕生日を特に祝いたくないのは知っているけど、私の誕生日にはケーキと小さなプレゼントはお願い!」と、明確に伝えよう。

具体的に伝えて「わかった」と返したとしても、人は自分にとって重要ではないことは忘れてしまう生き物。なので、その都度はっきり伝えよう。そして、彼の「どうしたい」も聞き、お互いの妥協点と合わせられる部分のすり合わせを。
いろいろ試してみないと、落としどころがすぐには見つからないかもしれない。だから、時間をかけてすり合わせをしよう。

言葉をしゃべる女性

この、「すり合わせ」をしている段階で「私はこんなに頑張って合わせているのに、彼はなにもしない!」になることもある。
だけど、そこも含めて気長に向き合えないと、長い落ち着いた恋愛(その先に結婚が待ってるような恋愛)は難しい。

価値観や感覚が最初からそれとなく近い人もいれば、相手がだいたいのことは合わせてくれる人だったり、逆に女性が合わせることが苦じゃない場合もあるけど、お互い「別の脳を持った別の人間」という大前提は忘れないようにしよう。

心のキーワードは、「妥協点」と「期待しない」です。あと、思いやり♪

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アンドウ ミカ

セクシーコンサルタント・ボディーメイクトレーナー・作家・恋愛や人生のお悩みカウンセラー。グラフィックデザイナー、ダンサーを経て、2009年よりトレーナーに転身。「女性は”セクシー”を磨くだけで、全てが磨かれる。」をモットーに、セクシーコンサルタントとして数多くの女性の「美」を磨く。また、虚弱で自信がなかった自身を、ダンサーやモデル業をこなす、メンタルと身体に変えた経験をワークアウトや本に。沢山の女性に「自分自身をもっと好きになってもらいたい!」そんな思いでコラムを書いています。日テレ「魔女たちの22時」で魔女として紹介され、その後もメディアに多数出演。

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