
2019.05.17
あなたが口にしているその食材、まさかの紫外線を吸収しています!!

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松野 エリカこんにちは。美容料理家/ERICHE代表 松野エリカです。
継続的にダイエットネタを送りしておりましたが、本日はちょっとお休み。
今日は今の季節とっても気になる紫外線のお話をさせてください。
というのも、一年の間で紫外線量が高くなるのが5〜8月にかけて。まさに今、対策すべき時期に突入したのです。
主宰している料理教室でも度々美容の話が話題に上がるのですが、意外に知られていないと感じたのが「食と紫外線」のお話でした。
紫外線対策したい方はぜひ最後までお付き合いください!
紫外線対策は1年中必要です
ご存知の方も多いかもしれませんが、紫外線はUV-A波・UV-B波・UV-C波の3種類があります。
簡単に説明すると、UVAは太陽から届く紫外線の9割を占めると言われており、お肌の光老化を進めハリや弾力を失わせやすいとされています。
UVBは太陽から届く量は1割程度ではあるのですが、エネルギーが強く日焼けでお肌が赤くなる炎症や肌が黒くなる色素沈着を起こします。
UVCはオゾン層に吸収され地球上には到達しません。
女性のみなさんが気になるシミは、紫外線がメラニン色素を作り出す細胞を刺激することでメラニンが生成されできるものです。
また浴びすぎるとシワや乾燥の原因にも。
気温が上がり暑い時期だけ対策していればいいと思っている方もいらっしゃるようなのですが、紫外線自体は一年中降り注いでいるもの。
強くなる時期は5〜8月あたりでまさに今の時期から。一年中対策をしつつ、これから夏までの季節はさらに念入りに対策するのが正解ですね。
予防・対策に食べているそれが、実は紫外線を吸収している!?
外・中、両方のケアが大切になってくる紫外線対策ですが、あなたは食で対策をしようと思ったとき、何を食べますか?
私の教室でこのお話をすると、ほとんどの人は「ビタミンCが大切だから、それが摂れるものを食べる」と答えます。
では「ビタミンCが多い食材ってなんでしょう?」と聞くと必ず出てくるのが柑橘類なのですが、実はそれ、食べる時間を間違えると逆に紫外線を吸収してしまうのです…!
果物やお野菜の中には紫外線の吸収を促してしまうものがあります。これを<光毒性>と呼び、中でも<ソラレン>と呼ばれる成分は身近な食材に多く含まれているので注意が必要です。
フルーツでそれを多く含むものは、オレンジ・レモン・グレープフルーツやミカンといった柑橘系をはじめ、キウイやイチジクなど。
野菜だと赤パプリカ・きゅうり・シソ・セロリ・パセリなど、どれも夏場に食べることが多いものばかり。
特に女性の場合、朝ごはんやスムージー作りで使用している人も多いかもしれませんね。
レモンジュースやアセロラジュースなども要注意です。
現に私もこの話を知るまでは、朝に必ずフルーツを食べていて、中でも登場回数が多かったのがオレンジとキウイだったので…それはそれは衝撃的でした。
とはいえ、これらにビタミンCが多く含まれているのは事実ですし紫外線対策をしてくれる栄養素の一つであるのも事実です。
では一体どのようにして食べることが正しいのでしょうか?
食べる時間を守れば大丈夫!
これらを賢く食べるのであれば、時間が大切です。
紫外線を浴びる前に食べると吸収を高めてしまうわけですから、浴びた後、つまりは夕方以降に食べると良いでしょう。
ソラレンが多い食材はその分ビタミンCも豊富だと言われています。紫外線をたくさん浴びた日の夜は、それらが含まれるものを食べケアしてみてください。
また、シミ対策で引き算したいものは<糖質>です。
これらは体内で消費できず蓄積され太陽を浴びると<糖化>という現象を起こし、それがシミを引き起こす原因となります。
どうしても多く食べたい場合は運動をして体内から消費できれば問題ありません。
以上、本日は紫外線対策で気をつけていただきたいビタミンCを含む食材についてお伝えしました。
もしこれらを朝食べることが習慣になっている方がいたら、時間を変えてみてくださいね。


