梅雨の扱いにくい髪の対処法
広がったりうねったり、梅雨になると格段に扱いにくくなる髪。この時期の髪をまとまりやすくするためには、どうしたらいいのでしょうか? パサパサのダメージ髪に悩むライターが、六本木の人気サロンのオーナー美容師さんに直撃! プロが実践しているケアについて聞いてみました。
坂野 りんこ

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坂野 りんこ

長かったGWが終わり、これから憂鬱な梅雨に突入しますね。
湿気の多いこの時期に悩みやすいのが、広がったりぺたんこになったりと、いつもより何倍も扱いづらくなる髪の毛!

筆者はブリーチのメッシュを入れているので、ただでさえパサつきやすい髪がさらにバサバサで広がりやすくなっています。下ろすだけのスッピン髪ではみっともなくて外を歩けないため、巻くか結ぶか簪で結い上げるかで誤魔化し続けています。

ブリーチでバサバサになった髪

↑ブリーチでバサバサになった毛…。毛先まで乾燥して広がるのが悩み。

さて、それではこの湿気の多い時期にはどのようなケアを行えばいいのでしょうか?
そもそも、ちゃんとしたケアは家でもできるものなのでしょうか?

今回は、六本木で「紡(つむぎ)」という完全紹介制のサロンを経営されている美容師の大島藍さんに、自宅でもできるプロの湿気対策について伺いました。

梅雨の時期の髪は、プロでも扱いが難しい

大島さんは19歳でキャリアをスタートし、今年で13年目になるベテラン美容師。
経営されている六本木の完全紹介制のプライベートサロン「紡」は、NYのギャラリーのようなオシャレな空間で、最初から最後までスタイリストがマンツーマンで担当するというスタイルが人気のサロンです。

内装

――本当に、この時期憂鬱なんですよ。ただでさえ細くてコシがないブリーチ髪なのに、雨の時期になるとさらに広がってバサバサ感が悪目立ちして。まぁ年がら年じゅうパサついてる気もするんですが、梅雨の時期の髪の毛って美容師さんの中でも扱いにくいものなんですか?

おおしまあい
そうですね。梅雨の時期の髪は、美容師でも扱いにくいです。
普通の髪の状態でも傷みや乾燥はありますが、さらにブリーチ毛となれば通常の5倍以上は傷んでいますので、乾燥の進行は早いです。
あと、基本的に髪の毛って乾燥しやすいものなんです。なので梅雨になると大気中の湿気を吸って、髪が膨張してしまったりうねりが出てしまったりするので、この時期は特に扱いにくくなります。

――なるほど~! 例えば大島さんの美容室では、パサパサの髪の人が来た場合、どんな施術をされますか?

おおしまあい
髪質に合わせて提案しますが、ダメージの強い方はトリートメント、髪が健康な方は部分的な縮毛矯正を提案することが多いです。

――ブリーチをしてからツヤがなくなったのが悩みなのですが、一度ブリーチした髪は、カラーを入れるか切るかしか天然のツヤが戻ることはないのでしょうか?

おおしまあい
そうですね。「天然」のツヤという点から言うと、カラーをしてもツヤは戻らないので、切るしかないと言えます。

――うう…悲しい。ブリーチをするなら覚悟を決めてから、ということですね~。
そんなダメージ髪でも、美容院でやってもらうと綺麗に仕上がるのに、家だとうねるしパサつくし、まとまらないし…。プロと素人の大きな違いはどこにあるんでしょう? ドライヤーの使い方?

おおしまあい
皆さんおっしゃいますね(笑)。
ドライヤーの掛け方もありますが、シャンプーの仕方、その後のトリートメントの仕方、そもそも使用しているシャンプーやトリートメントの質もだいぶ関係していますよ。

――プロの技やケア用品は無理でも、少しでも仕上がりをよくする方法が知りたいです。髪質にもよると思いますが、例えば私のような広がりやすい髪の人の場合、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか?

おおしまあい
乾燥が進んでいて広がりやすい髪の方は、シャンプーする際にしっかりと泡だて弾力ある泡にしてから髪を洗ってください。シャンプー中に泡が少ないと、ブリーチ毛の方は特に摩擦でキューティクルがめくれてしまいダメージにつながります。
おおしまあい
あとは洗い流さないタイプのトリートメント、オイルタイプのものは必須ですね。
湿度から髪を守りますし、熱からも守ります。
ドライヤーは根元から乾かして最後に毛先。上から下へ乾かします。最後は冷風をかけて開いたキューティクルを閉じると艶が増します。

髪質によってケアのポイントは違う

――やはり毛質によってケアの方法は違うものですか?

おおしまあい
そうですね!
それは全く違います。

――大島さんがこれまで施術されたお客様の中で、一番多いタイプの毛質はどれですか?

おおしまあい
うーん…?(笑)
どの毛質の方もいらっしゃいますが、やはり湿気に弱い、少し細くて、でも硬く、うねりやすい毛質の方ですかね。

――湿気に強いのはどの毛質?

おおしまあい
髪の毛が太めで髪の毛が水を吸収しにくい髪の毛です。具体的に言うと、髪がしっかりしすぎてパーマがかかりにくい髪の毛の方ですね。

――それぞれの毛質ごとのケアのポイントを教えてください。

ストレートの人

おおしまあい
基本的に髪がしっかりしていて傷みにくいので、シャンプーしてから普通にトリートメントをして乾かすのがいいです。髪が細め人の場合は、絡みやすいかもしれません。その場合は、流すタイプのトリートメントはマスト。洗い流さないトリートメントもつけたほうがいいですね。

ゆるいクセ毛の人

おおしまあい
クセ毛の方は、月に一度、お店でのトリートメントをオススメします。特に細い髪でゆるい癖の方は、トリートメントしただけだと、湿度に負けてうねるので、軽くストレートパーマをうねる場所だけかけるのもアリですね。

ウェーブ髪の方

おおしまあい
太い髪の場合、髪が硬さが気になると思うので、お店のトリートメントに加えてご自宅にてホームケア用のトリートメントをしていただきたいです。
細い髪の場合は、湿度でうねりやすくて毛羽立ったような毛が出てくるので、梅雨の時期は気になる方も多いでしょう。ご自宅では洗い流さないトリートメントをつけてしっかりとドライヤーで乾かすとよいです。ストレートパーマをかけると、かなり扱いやすくなるのでオススメです。

縮れ毛の方

おおしまあい
髪の太さ、細さを問わず、扱いやすい髪にしたいと思われた場合は縮毛矯正をかけるのをオススメします。シャンプーやトリートメントに関しては、水分量の多いものがいいです。市販品では難しいので、美容師さんにちゃんと選んでもらうとまとまりやすい髪になりますよ。

――ちなみに、一番ケアの手間がかからない毛質ってどれでしょう?

おおしまあい
ストレートで細い髪ですね。
おおしまあい
基本的に、シャンプーや、トリートメントは美容室に行き、美容師さんにご自分の髪に合う物を選んでいただくのが良いです。悪いところがあれば病院へ行き処方箋を出してもらうのと一緒で、自分の悪い部分を直すためにシャンプーやトリートメントなど必要なものを使う、という認識でぜひ相談なさってみてください。

なるほど~! シャンプーやトリートメントは機能によって選ぶべき、ということですね。

1対1だから、細かいオーダーも気兼ねなく

――大島さんのサロンは完全紹介制の個室サロンと伺いました。
  マンツーマンの施術のメリットはどんなところにありますか?

おおしまあい
他のお客様に気を遣わず、会話ができることですね。
周りに人がいないため、気軽にお話しできる環境。なので、気にしていることや大きな声では言えないようなお悩みも、カウンセリングの際にお話しいただけます。
ですので、とてもリラックスして施術をうけることができますね。
あと最初から最後まで担当が1人なので、どんなシチュエーションでも待ち時間は0です!

――大島さんの得意なスタイルは?

おおしまあい
ショートですね。

ショート

大島さんのサロンでもっとも魅力的なのが、完全紹介制マンツーマンサロンでしか味わえない、贅沢な時間。

一般の美容室ではひっきりなしに予約の電話が鳴って、突然他のお客さんが入ってきて……なんていうことも多いもの。
でも「紡」では、スタイリストと2人っきりの空間で、丁寧なカウンセリングと楽しい時間を堪能できます。

「紡」では、メイクや着付け、ヘアセットなども行っているそうなので、成人式や卒業式など、様々なイベントにも対応可能だそう。これからの季節だと、夏祭りや花火大会の浴衣の着付けに利用してみるのもいいですね。

当サロン

完全紹介制プライベートサロン「紡-tsumugi-」
住所:東京都港区赤坂9-6-27カーム乃木坂603
連絡先:08012236922
aioshima0319@gmail.com
Instagram: oshima_ai

【プロフィール】
大島藍(おおしまあい)
1986.3.19生まれ O型 動物占いは黒ひょう
19歳から28歳まで目黒の美容室に勤め、30歳で吉祥寺にて友人と1度目の独立。32歳にて現在の紡サロンを六本木にOpen。ご紹介のみで集客をし、今年4月で一周年を迎えることができました。趣味は、絵を描くこと、読書、温泉に入ること、美味しいお酒と美味しいご飯を食べることです!

坂野 りんこ

Lily-Jay編集&ライター。頑張っていない方のアラフォー先輩。気が付いたらライター歴15年以上。Lily-Jayにはこの春から編集として参加しています。 成人女性として生きてきた約20年の間にサボりまくったツケを取り戻すべく、記事を通して一緒に成長していきたいところです。 ライターのほか、書籍の編集者、イラストレーター、漫画家としての顔もあります。 著書は『新感覚ごがくしょ 笑ってイタリア語マスターちゃおイタ』『江戸ちえ』(中経出版)。

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