
2019.07.12
吹き出物ができる場所でわかる、あなたの今日の健康状態。

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松野 エリカこんにちは。美容料理家/ERICHE代表 松野エリカです。
前回、顔色や吹き出物の色で食べ過ぎているものがわかるというお話をさせていてだきましたが、いかがでしたか?
思い当たる節があった方もいらっしゃったかと思います。
今日はその吹き出物が顔のどこの場所にできるかで、内臓とどのような関わりがあるのかをお話しさせていただきます。
おでこにいつも吹き出物ができる人、それはなんとなくいつもそこにできるわけはなく…とある臓器が助けて欲しい!の合図を送っている証拠なのです!
①おでこ
教室の生徒さんから一番よく聞くお悩みが、「額の吹き出物が止まらないです」というもの。
私も思春期の頃、一番できる場所がここでした。おでこにできる理由、それは「腸内環境」が乱れているという証拠。
髪の生え際の両側にできるのは大腸、額中心部は小腸とされているのですが、ここに吹き出物が止まらない場合は便秘になる可能性も高くなります。
この場合、まずは腸内環境を改善する必要があるので、食物繊維の多い野菜や発酵食品(味噌や納豆、麹や甘酒など)を積極的に食べるほか、食べ過ぎているものを控える必要があります。
中でも過剰な肉食や小麦食は、西洋の方々と比べ腸の長さが2mも長いとされている私たち日本人には消化の負荷が大きすぎるため、これらを毎日食べているようでしたら食べる頻度を減らしてみましょう。
②顎の下
これも女性に多いお悩み。私も過去に吹き出物が止まらなかった頃、一番頭を抱えたのがこの顎でした。
顎は婦人科系の臓器と深い関わりがあるとされています。ここに吹き出物ができるとき、子宮や卵巣が弱っていると言えます。
自身の経験では、おでこにできる吹き出物は赤いのに比べ、顎にできる吹き出物はいつも白かったのです。
このような知識がなかった当時、「ストレスがたまるとできるのかな0」くらいにしか思っていなかったのですが、考えてみると白い吹き出物ができるときは必ず乳製品や大豆製品を食べ過ぎている時でもありました。
振り返るとこの当時、朝昼晩で必ず乳製品を食べる生活をしていました。これによって子宮が冷えていたのですね。
私は20代後半に子宮の病気を患って治療をした経験があるのですが、長年の顎に出ていたサインはまさに子宮が弱っていた合図だったということです。病気まで行かなくても、日頃生理痛や不順がある人も要注意です。婦人科系の疾患は冷えが全ての病気の元だと言われています。
この場所に吹き出物ができるとき、食べ物を控えるのはもちろんですが体全体、またポイントで子宮をしっかり温めるように努力してください。
③頬
頬は左右両方にありますが、東洋医学では肺と繋がりがある場所だとされています。(肺も左右両方にありますよね)
この部分に吹き出物やシミができるとき、また頬が赤くてファンデーションで隠すのが大変!なんて日があるとき、こういうときは白砂糖・小麦製品・果物といった陰性食品の食べ過ぎが考えられます。
ハーブやスパイスを使ったものを多く食べ過ぎても同じような症状が出ます。
頬が赤くなるとき、陰性食品の摂り過ぎによって血管が拡張され心臓や循環器に負担がかかっている証拠。
こういうときは引き締める力を持つ陽性の食べ物を取り入れなくてはいけません。玄米を主食として、火を通したお料理を召し上がってください。頬が乾燥してお化粧ノリが悪い時は、水分が少なく焼かれたもの、つまりはパンやクッキー・焼き菓子を減らし、野菜の水分をしっかり体に補給するように意識すると大きく改善します。
④ 唇のトラブル
吹き出物とは少し離れますが、唇の荒れがお悩みの女性も多いことでしょう。
唇は上下それぞれ関係している臓器が違い、上唇は「胃」・下唇は「大腸」・唇の左右は「十二指腸」と関連しています。
生まれつき唇が分厚い人はこれらの臓器が体質的に強いことが言えますし、薄いようであればその逆です。
私は上が極端に薄く下は普通なのですが、このような場合は胃が生まれつき強くないため食べ方には注意しないといけません。
上下どちらにトラブルが起こるかによって見方が変わりますが、代表的な例を挙げましょう。
これは食べ過ぎのお知らせです。
右側に症状が出る場合
胆汁の状態に異常がある。
硬いものや焼いたものの食べ過ぎ。
右側に症状が出る場合
膵液の状態に異常がある。
脂肪や脂の多い食事が原因。
私は焼き菓子を食べ過ぎると必ず右側が切れるので…まさにこの通りぴったり当てはまります。
顔と内蔵は深く繋がっています。東洋の世界では食べ物で顔のパーツはコントロールできるなんて言われているほどです。
吹き出物ができた時、どこにできていてどんな食生活が原因だったのか知ることは、病気を防ぐ大きな手がかりにもなります。
ぜひ、これからはチェックしていきましょう。


