
2019.07.28
マイナス10歳肌も実現! 綺麗になりたい、若返りたいならプロテインを飲んだ方がいいこれだけの理由

writer :
坂野 りんこ「若い女じゃなくなったら、私はどうなるんだろう」
20代の頃の私は、常にこんな恐怖に怯えていました。
若い女というだけで、世界はとてもやさしくて。
どんなところへも行けたし、どんな姿にもなれました。
だからこそ、「若い女」でなくなることは常に恐怖でした。
「アンチエイジング」という言葉にもひときわ敏感で、わざわざ30代以上の人が使う高い基礎化粧品を買ってみたり。ちょっとでも顔がたるんでいるように見えると、クリームを執拗に塗り込んだり、シワ伸ばしのパックを貼ってみたり。
美容=高いクリームを塗ること、パックを貼ること
それが私の中での常識でした。
でもどんなに頑張っても、子供の頃からのソバカスは20代になってから濃くなってきたような気がするし、うっすらシミもでき始めていたし、吹き出物が常にどこかしらにできていたし。カサカサの乾燥肌で、たまに化粧水を塗るとヒリヒリしていたし。血流も悪く顔色がドス黒く、スッピンの顔の醜さには毎日ぎょっとしていました。
今より断然若かったはずの私は、その若さに常に不安を感じて、10年20年先の老いを先取りしようと頑張っていました。
で、40代の今。
あの頃感じていた不安はまだまだ残ってはいて、醜く老いることへの恐怖はまだ残っているけれど。あの当時抱えていた肌の悩みだけは全部なくなった、と聞いたら信じられるでしょうか。
吹き出物からは完全に開放されましたし、シミも薄くなっていて、ほうれい線もたるみも、数年前よりだいぶ目立たなくなりました。
高いクリームも買ってないし、パックを貼ることもなくなりました。乾燥肌? なにそれ?
スッピンの顔を見てぎょっとしないくらいには肌の調子が良くなりました。
これ、1年前から毎日とあるものを飲んでいるせいなのです。
なんだかわかりますか?
体重×2倍のたんぱく質が私たちの体を変える
うさんくさい健康サプリのランディングページみたいな前置きですが、別に何か買わせようというわけではないので安心してください。
タイトルではっきりネタバレしていますが、私が飲んでいる「とあるもの」とは、プロテインです。
そう、プロテイン。
ジムでムキムキのお兄さんたちが飲んでいるイメージが強いプロテイン。
最近市民権を得てきたのか、TVでも明治のミルクプロテインのCMが流れていますし、コンビニの棚もどんどん拡大を見せていますね。
このプロテインを飲むことで、私の体は大きく変わりました。
Lil-Jayでも何度か書いているように、私は2017年の5月から糖質制限を始め、2018年の5月からメガビタミンという高たんぱく生活にシフトしました。
高たんぱくとは、体重×2~3(g)のたんぱく質を毎日摂取すること。
例えば体重50kgの人の場合、100~150gのたんぱく質を摂取することになります。
で、これが意外と大変。
例えば、牛ステーキ200gで約20g前後(部位によって違います)。
100g達成するためにはステーキ5枚分が必要になります。
豆腐100gで4.9g(1丁300gあたり14.7g)なので、豆腐だったら7丁。
納豆100gで17g(1パック30~40g程度なので5g程度)なので、納豆だったら20パック。
卵100gで12g(1個あたり6~8g)なので、卵だったら16個。
食事だけでたんぱく質100gを毎日摂取するのはとても大変、というのはなんとなくわかっていただけるでしょうか。肉で摂ろうとするなら、食材のコストもハネ上がります。
そこで活用しているのがプロテインです。
例えば、明治のミルクプロテインだったら1本につき15gのプロテインが摂れます。
粉のプロテインでも、大体20~29gを摂ることができます。
これを1日3~5本、普段の食事にプラスして飲むことで、100~150gのたんぱく質を摂取できるようになります。
ベストセラー『うつ消しごはん』などの著書でも知られ、臨床の場でもプロテインを活用している精神科医の藤川徳美医師によると、高たんぱく食がもたらす効果についてこのようなものがあるそうです。
プロテインを患者に勧める場合、下記のような効果が期待できると患者に説明しています。
・うつ病、パニック障害を含め全ての病気の回復が早まる。
・摂食障害の特効薬である。
・朝起きが良くなり、疲れにくくなる。
・立ちくらみ、めまいがなくなる。
・爪、髪が強くなり、綺麗になる。
・肌の調子が良くなり、化粧の載りが良くなる。
・甘い物に興味がなくなる。
・ダイエットに効果があり、適正体重まで減少する。
・ウエストが細くなる。
・気候変動に強くなる。
・夏バテしなくなる。
・胃腸の調子が良くなり、胃腸が強くなる。
・免疫力が向上して、風邪を引きにくくなる。
・ストレスに強くなり、落ち込んでも立ち直りが早くなる。
・末梢(手足)の冷えが改善する。
・高血圧が改善する。
・糖尿病が改善する。
・リウマチなどによる体内炎症を軽減する。
・甲状腺機能を正常化させる。
・がんに対する抵抗力を向上させる。
・怪我や手術からの回復を早める。
・妊娠時、授乳期には、胎児や新生児の成長を促す。
・貧血が改善する。
・動脈硬化が改善する。
・脳卒中、冠動脈疾患を予防する。
・頭の回転が良くなり、集中力が向上する。
・子供の知能が改善する。
・認知症の進行を抑える。
・神経難病を改善させる。
・寿命が延びる。
・減薬しやすくなる。
・メガビタミンを開始することができ、ビタミンの効果も高まる。その他、効果は多数で書き切れません。 もちろんこの項目の全てを説明するわけではなく、患者が最も困っている症状に焦点を当てて、プロテインの効果を説明しています。 女性には、肌の調子が良くなることを伝えると、最も反応が良いですね。
プロテイン+メガビタミンを年単位継続すると、「マイナス10歳肌になる」と伝えています。
肌が綺麗になること=全身の臓器が綺麗になること。
この「マイナス10歳肌になる」という部分、一見眉唾ですが、プロテインを飲み続けてみると実感する自分に気がつくはずです。
私の場合は、飲み始めて数カ月経ったところで小鼻の横にあるほうれい線のスタートラインの窪みが明らかに浅くなったことに気がつきました。
一緒にビタミンCを摂取しているせいでもありますが、肌の水分量が変わり、触った感じが常にモチモチです(酔っぱらって帰ってきてうっかりメイクを落とし忘れても、です)。
化粧水を使ってもヒリヒリすることはなくなりました。
吹き出物は糖質を摂取しなくなってからこの3年、見ていません。
ソバカスはまだまだありますが、シミは薄くなってきて、スッピンを見てもぎょっとしなくなりました。
ちなみに70代の姑にもプロテインを飲ませているのですが、明らかに姿勢が良くなったり、片足立ちができるようになったり、いい変化が起こっているようです。高齢者にこそプロテイン、とも思います。
プロテインのおかげで、年を取ることへの恐怖が克服されている感じがするのです。
美容にいいことづくめのプロテイン生活。どうです、初めてみませんか?
プロテインにまつわる勘違い
さて、このようにいいことばかりのプロテインですが、ネットを見てみるとプロテインに対する様々な危険を謳うサイトが存在します。
その大半は思い込みや事実誤認をしているものばかりなのですが、それに惑わされて「プロテインは飲まない方がいい!」と噴き上がる人も中にはいます。
そんな声を一部ご紹介しましょう
プロテインは濃縮されたたんぱく質!?
前にネットの散文でものすごい主張を見ました。
「プロテインは濃縮されたたんぱく質だから、飲み続けると内臓がボロボロになる!」
この「濃縮されたたんぱく質」という言葉に吹き出しそうになりますが、プロテインは単なる食品です。それ以上でもそれ以下でもありません。乳清や脱脂大豆を乾燥させたものに過ぎず、これをもって内臓がボロボロになるというなら、牛乳や豆腐を食べてもボロボロになると言っているようなもの。
聞くに値しないので、このような主張を見たらスルーしましょう。
「プロテインが腎臓に悪い」という嘘
長らく信じられてきた「プロテインが腎臓に悪い」という説も、前提に問題があるということがわかっています。
腎臓を患うと人工透析を必要としますが、2014年の段階で32万人の透析患者のうち、38%が糖尿病を原因とする糖尿病腎症です。糖によって破壊された腎臓は、たんぱく質の残骸である窒素代謝物を処理できなくなり、そのためにたんぱく質を制限する必要が出てくるのです。
つまり、腎臓を悪くする原因は糖質であって、たんぱく質は処理ができなくなってしまったもののひとつに過ぎない、ということ。既に悪くなった人が腎臓をいたわる意味でたんぱく質を控えるのは正しいのですが、腎臓病を予防するためにたんぱく質を控えるのは間違いです。
「プロテインを飲むとお腹の調子が悪くなる」
これは誤解ではなく、実際に起こることがあります。
よく言われるのが「オナラが臭くなる」ということ。
これは腸内細菌との関係によって起こります。
動物性のたんぱく質に適した腸内細菌を持っている人とそうでない人とで違いがあるようです。そういう人の場合は、乳酸菌を摂取したり、プロテインを動物性のホエイから植物性のソイプロテインに替えてみたりすると改善するといわれています。
ちなみに筆者は肉の消化に適した腸だったようでプロテインでは一切不調が出なかったのですが、逆に食物繊維を摂ると酷い腹痛+便秘になるので、米含む穀物全般(特に玄米)、コンニャクは鬼門です。
「プロテインを飲むと嘘の筋肉がつく」
これもネットの散文で見てびっくりした意見です。
嘘の筋肉とは一体…?
ステロイドと間違えているのでしょうか。
筋肉に嘘も本当もないので、このような主張を見ても惑わされてはいけません。
「プロテインを飲むとムキムキになる」
これもよくある勘違いですね。
スポーツをやっている知人がこんなことを言っていました。
「ジムで会う女の子に、いかにたんぱく質が重要かを説明し、プロテインを勧めたんですよ」
「わかりました!」と、いい返事をした女の子ですが、数か月後に会うと、こんなことを言っていたそう。
「わたしムキムキになりたくないから、プロテイン飲んでません!」
「俺がこんなに頑張っても簡単にはムキムキにはならないのに、たかだかプロテイン飲んだからってバルキーになれると信じているその自信にムカついたんですよ!!!」
プロテインを飲んだからといって、簡単にバルキー女子にはなりません。
あれは苦しいトレーニングの結果もらえるトロフィーみたいなもの。
必死に頑張っているトレーニーたちに失礼です。
プロテインは安全に、健康と美をもたらしてくれるものです。
美肌が欲しい、体調が良くなりたい人は、安心してプロテインを飲んでくださいね。
おすすめのプロテイン
最後に、私が飲んでいるプロテインを紹介しましょう。
私はさっぱりした味のプロテインが好きなので上の2つばかり飲んでいますが、ここは完全に好みなので、色々と試してみて自分に合うものを探してみてくださいね。
明治のミルクプロテイン
コンビニに置かれているミルクプロテイン。
さっぱりした味でごくごく飲めます。
注意点としては、10gの糖質が含まれているところ。
厳密に断糖をしている人には不向きです。
ホエイプロテイン くまモンバージョン 熊本みかん風味
私が何度リピートしたか思い出せないくらいリピートしている、お気に入りのプロテイン。
プロテイン特有の臭さは一切なく、さっぱりした味で美味しく飲めます。
プロテイン嫌いにこそ試してほしいプロテインです。
私はこれに、粉末のアスコルビン酸(ビタミンC)を2g入れて飲んでいます。
マイプロテイン (限定フレーバー)ミルクティー
私の周りでハマる人が続出しているのがマイプロテインのミルクティー味。
甘味のあるプロテインが好きな人におすすめ。
凍らせてシャーベットにしても美味しいです。
ファイン・ラボ ホエイプロテイン
糖質を気にする人におすすめなのがこちら。
溶けやすくてなめらかな口当たりです。
私の初プロテインはこれでした。
このほかにも薬局に売られているプロテインバーなんてのもありますね。糖質はちょっと高めですが(とはいえミルクプロテインと同程度)お菓子のように食べられるお手軽さが魅力です。
さあ、今日からプロテイン生活、初めてみませんか?


