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【部屋とブスと私#1】お肌のくすみは人生のくすみよ。

メイクアップアーティスト高橋秋人の部屋とブスと私
LGBTのGでメイクアップアーティスト、そして自身も俳優として活動する高橋秋人さんの連載コラム「部屋とブスと私」。人一倍美意識が求められる現場で、数々の老若男女の肌に触れてきた高橋さん。彼が見てきた「美意識」と、「己(=自意識)」とは?

美は一日にして成らず。

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Lily-JayのMen's Collection。 こんな素敵なサイトに携われた事を心から光栄に思います! 自分がイケてる男性って言われる日が来るなんて❤️ 拡散を宜しくお願い致しますー🤲 【12/28更新!】 Lily-Jayが選ぶ、イケてる男性を紹介するページ「Men's Collection」第33弾は俳優でメイクアップアーティストの「 #高橋秋人 」さんです。 さすがプロ、今回は美にまつわる名言いっぱい! 「女の顔は人生の領収書」…ほんとこれ! #LilyJay #リリージェイ#インタビュー#イケメン#美容#メイク#メイクアップアーティスト#俳優#役者#芝居#演劇#特集 #情報 #記事 # https://lily-jay.jp/6978/

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高校生になったばかりの頃。ある時ふと鏡を見たら、何故だか急にね、顔のニキビが気になりだしたの。それまで全く気にも留めていなかったのに突然「え? なにこの顔やだー」って。
で、皮膚科に通うようになったものの、すぐに良くなるわけではない。腫れは引いたとしても跡は残ってる。けどもう気になりだしたら止まらない。今すぐどうにかしたい!!……これが、美容に足を踏み入れた最初のきっかけでした。

誰だってコンプレックスはあるものでしょう。例えば目や鼻や口や…身長、体型……。言い出したらきりがない。勿論私にだって。
けど大事なのは、個性を見出すということ。人よりここが劣ってるって考えるのと、そこを個性と踏まえ、魅力の差をつけようって発想するのとでは先々の未来が大きく変わってくる。
物事は向き合う姿勢一つで大きく変わる。
でもこういうことを言うと返ってくる言葉の多くは「言うのも思うのも簡単、だけど実際問題現実はそう簡単にはいかない。」

それはそう。なんでもそう易々と思い通りになるようなことは決してない。綺麗事は言いません。
でも思うことしかできないじゃない? 最初は。
だからこそこう言い返すの。「思い立ったが吉日」って。

ことわざっていいよね(笑)。たった一言でなんかこう、気持ちがグッとなるっていうか。なんとなくでも「そっか!」って納得出来ちゃう。人生山あり谷ありなんてまさしくそれ。「あっうん!」って(笑)。

大切なのは「思い立ったが吉日」精神。そしてその次は「継続は力なり。」美容に関してはやはり肌のターンオーバーの周期を考えると1ヶ月は最低見てあげないと、実感ってわいてこないものよ。
勿論メイクは別。メイクアップはほんのひと手間で印象をがらりと変えられるものだから。
とはいえ、まさに「美は一日にして成らず。
すぐに答えがほしいという気持ちもわかりますけれども、我慢も美徳よ。

「自分のために」は「誰かのために」


私は仕事柄、見た目への指摘をすることも多いの。「モサく見えるから髪型をどうにかした方がいいよ」とか、「肌が荒れてるから、こんなふうにケアをした方がいいよ」とか。
だけれど、時々こういう返答も受ける。
「えっ何のために?」って。
で私は当然、「自分のために」って即答。

でも大概の人はあまりピンときてないみたいで、わかりやすく頭に「?」マークが見えるの(笑)。
多くの人は物事の目的を、「誰かのために」「何かのために」って考えるのよね。

例えば、「彼氏のために服装を好みのものに変える」とか「彼女のために髪型を整える」とか。何か資格や技術を取得するために、とか。
「何かのために」はまだいいとして、やはり「誰かのために」の落とし穴には要注意ね。はたしてそこに「己」はあるのか?

もちろん、中にはそういう自分が好きな人もいるわよね。それに、その方が楽だからと考える人もいる。価値観はそりゃ様々だけど、「鈍感」ってほんと怖い。そしてこれが最大の落とし穴なんだけど、「相手のために」何かを選んだ後は、相手に要求してしまうのよね。「(あなたのために〇〇をした)私を称えて」って。

気持ちはわかる。相手に喜んでもらいたいとか、相手に褒めてもらいたいって思う気持ちは。すごーくわかる。
だけどそれを「誰かのために」で押し付けてしまうと、相手は望まぬ行為だと反射的に抵抗してしまう。
あとは「(独自の基準による)正義」も厄介ね。この場合は承認欲求が自分自身に向いてしまうこともあって、とても危険よ。だって「自分のための正義」と思い込んでいるけど、結果的には「誰かのために(正義を遂行する)」が根っこに潜んでいるんですもの。
まさに羊の皮を被った狼って感じ。……人間ってほんと複雑(笑)。

けど、私が言いたいのはこれ。

自己投資は最大の社会貢献。

男の顔は人生の履歴書、女の顔は人生の領収書だと言われるけど、今の時代は男性も美に気を遣うし、女性も働く。つまりは人の顔は人生の履歴兼領収書ってことね(笑)。

時々、社会人の方とお会いすることもあるのだけれど、みんな仕事は一生懸命。だけど多くは自分自身に気を遣えてないの。忙しくしてるし疲れちゃうし、自分に気を遣っている時間があるならその分休みたい。それが例え5分でもね。
特に朝はせわしない。通勤ラッシュに巻き込まれた事があるからこそ思うけど、これが毎日だったらちょっとしょげちゃうわねって。特に夏場なんて暑いし臭いしでもういっそ国民は香水を義務付けたら?って思っちゃう(笑)。体臭よりもまだ香料が混ざってる方がマシよ!って。

だけど男性だって、なにも暑い中着たくてスーツを着ているわけではない。通勤で汗だく、メイクはボロボロ。で、そのまま仕事。そりゃ疲れちゃうし、朝からメイクもしたくなくなるわよ。「どうせすぐ崩れるんだから」って。
けどそんなモチベーションじゃ仕事も前向きに出来やしない。でしょ?
どうせ働くなら楽しく、清潔に、そして美しく。これだけで社内の空気が俄然良くなる。そう思いません?

気遣い一つでそれは可能に。
「自分のために。」と「自己投資。」難しく考えて複雑化する必要なんてない。シンプルに、それだけ。後は継続。何かが変われば、誰かが必ず影響を受ける。気付けば、全体が良くなってる。これって、一番の社会貢献じゃない?

印象ってとても大切。「身だしなみ。」
正直、今は男性の方が気にしてる気がする……。
クマや髭の剃り跡を隠したい、乾燥で悩んでる、もっとこうしたい、もっとこう見られたいって意欲がとても強い。その反面、女性は「わからない」の一点張り。

全員がそうじゃないことは百も承知で話してるけど、私はメイクが適当な女性とは仕事をしたくないし話もしたくないの。
だって私は知っているから、女性って、自分が頑張る時には努力に対して時間と労力を一切惜しまないことを。だから適当な人と会うと、「ああこの人、私に対して『まっ、こんなもんでいいや』って思ってるんだろうな。」って判断しちゃう。

男性がヘアセットしてネクタイ締めて身だしなみをちゃんとしなさいって言われるのと同様、私は上手い下手関係なくメイクは身だしなみだと思っていますし、そして何よりそれ以上に自分を魅せるということは、やはり相手への最低限の「礼儀」だと思っているの。職場の規則だからではなく、同じ仕事をする人全員への「誠意。」これはとても大切なことだと思います。向き合い方一つ。心持ち一つ。ね。

お肌のくすみは人生のくすみよ。

くすみは人を暗く見せます。見方によってはシミやシワよりも厄介。見た目の印象がどんよりしてしまうと心もどんよりしてしまう。だって鏡は毎日見るから。映った自分を見てこう思う。「透明感がない。」「たるんできた。」「シミが出来た。」「シワが増えた。」「浮腫んでる。」etc…。
人って不思議なもので、鏡に映る自分に対してはネガティブに見てしまいがちなの。そうなると段々と心もくすんでいっちゃう。お肌もくすんで心もくすむ。そうなると結果的に人生もくすんでしまうわ。中身と外見は表裏一体。見た目が明るければ心も明るい。
心が明るければ見た目も明るい。どっちかが暗いなんてことは決してない。そして明るさは増すことが出来ます。
光量が増せば、その空間が更に明るくなる。ブライトアップでくすみを飛ばしましょう。

そうそう、こんな風にあれこれ提案していると、たまにこんなことを返す人もいるの。
どうしたらいいのかわかりません。
わからないってズルいよね。だって、「じゃあしょうがない」ってなっちゃうんだもん。
だけど、わからないものはわからない。そしてわかりたくてもわかれる場がない。ネットで調べてもあくまで手探りの域を抜けず、自らやってみて思うようにいかずに挫折。なんてこともあるでしょう。よくわかる。

「教わってない。」「わからない。」
けど、待って。
人って興味があることには探求心をフルスロットルさせるものでしょう。
学ぶ意欲、向上心がわけば自ら行動する意思が芽生え、そしてその瞬間から顔つきも変わります。

やり方に固執する人がどうしても多いけど、やり方なんて正直大差ないと思っているし、何より私はメイクレッスンの時でも生徒には「自分なりのやり方でいい」と教えているわ。大事なのはやり方ではなく心意気だとね。まずは第一歩。なんでもそこからよ。

「思い立ったが吉日。」この言葉本当に大好き。なんとなく今までのダメな自分を肯定してくれてる気すらしてくるのよ(笑)。だけど今日から頑張ろうって気持ちにちゃんとなるの。
ぜひ一度、すっと心に耳を傾けて思ってみて。何かが変わるかも♡

高橋秋人

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俳優/メイクアップアーティスト/脚本家/演出家/メイク講師 高校卒業後すぐに舞台に出演し、活動を開始。以降舞台、映像作品に出演する傍ら、知り合いの舞台演出家...

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