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ライフスタイルの変化に対応可! 20代女性が視野に入れておきたい「フリーランス」という働き方

働き方
「妊娠・出産によるキャリアの中断」は、多くの女性が直面する人生の大きな課題です。そんなときに自分の武器となってくれるのが、個人で稼ぐことができるという自信や経験。フリーランス歴9年目のライター、宮野さんが妊娠中や子育て中でも働ける「フリーランスという働き方について解説します。

こんにちは、フリーライター歴9年目の宮野茉莉子です。私は現在35歳、3人の子供の母でもあります。
さて、あなたは「妊娠・出産によるキャリアの中断」について考えたことはありますか?

国税庁発表の「平成29年分民間給料実態統計調査」によると、女性の平均給与は20代をピークに右肩下がりとなっていて、40代以上には男性と比べると半分以下の給与になっています。妊娠・出産・育児によるキャリアの中断が、その後の収入にも影響を及ぼしているというのは容易に想像がつきますね。

もちろん、「私は結婚もしないし、子供も作らない」という人もいるでしょうし、そんな考え方もアリだと思います。ただし、そんな人でも、病気や介護など別の理由で、会社から離れざるを得なくなるかもしれません。
今回は、そんなときに強い味方になってくれるであろう「フリーランス」という働き方についてお話しします。

「結婚や育児」は視野に入れなかった就活時代

新卒営業女性
私が新卒で入社したのは、今のライターの仕事とはまったく関係がない、お堅い証券会社でした。営業に配属され、入社当時は「仕事が1番! 結婚は30近くでいい」と本気で思っていました。「結婚や育児を視野に入れた職業選択」については、全く考えていなかったのです。
ところが20代半ばで結婚。夫の転勤についていくことになり、退職。
第1子が生まれて半年が過ぎた頃、再び仕事について考え始めました。

夫は仕事の帰りが遅いので、育児の協力を頼めません。転勤族のため、祖父母にも頼れません。「仕事と育児の両立に関する条件や環境」は人によって異なりますが、私と同じように夫や祖父母に頼れない女性は、現代では少なくないでしょう。
私の場合は転勤族で正社員にもなれません。
悩んだ末に、長年の夢だったライターの道を目指すことに決めました。

「仕事も子育てもしたい」を実現してくれるフリーランスという働き方

未経験、コネなしの状態でしたが、とあるサイトに応募をして面接を受け、記事を執筆させて頂くことになりライターへ。それから8年間、ライターと育児の両立をしています。
その間に2回の出産を経験し、今では小学生~2歳まで3人の子がいます。アレルギーっ子も、ヤンチャ過ぎて心配な子も、登園や登校渋りをする子もいます。
赤ちゃんとフリーランスママのパソコン
フリーランスという働き方をしていてありがたいと思うのが、何かあったときにすぐ駆け付けることができ、行事には顔を出して子どもに「お母さんが来ている」と安心してもらえる環境にあること。
また、仕事と育児の両立を始めて重要だと気付いたのが、「自分の体力や気力のキャパシティー」です。

これは意外と盲点なのですが、「1週間毎日予定をフルに入れても大丈夫」な人もいれば、「予定を入れるのは週1,2回にしてあとはゆっくりしたい」という人もいますよね。体力や気力のキャパは、十人十色です。
子育てというのは意外と体力を使います。3人の子育てをしながらフルタイムで働くのは、体力・気力ともに難しかったと思います。

そんな中でも「仕事も子育てもしたい」を叶えてくれるのが、フリーランスという働き方です。働く量が自分で調節できますし、今後末っ子が幼稚園の年中になれば病気にかかる頻度も減ってくるでしょう。そのときは仕事を増やせば、フルタイム並に稼ぐこともできます。

20代のうちにフリーランスを目指してできること

かわいいネイルのPC女子
このような経緯から、「もし自分が20代に戻ったら?」と考えると、「フリーランスとしてもやっていける土台を作っておく」と思います。そして、今現在20代の方にもおすすめしたいです。

前置きが長くなりましたが、本題です。
20代の人が今フリーランスを目指してできることは、何があるでしょうか?

①フリーになりたい職種で働く

フリーランスにも様々な方がいて、未経験でなった人もいれば、経験者で独立された方も沢山います。いま20代を振り返り、「はじめからライターに関する職種についておけば良かった」と思うことがあります。ライターだったらWebメディア、出版社、編集プロダクションなどですね。

フリーランスといってもエンジニア、webデザイナー、イラストレーター、webディレクターなど様々な職種があります。
前もってフリーになりたい職種で働いておけば、給与を貰いながら、仕事の経験を積んだり勉強できます。また、ライターなら記事の執筆といった仕事の一部だけでなく、編集やサイト運営など、仕事の全体を見渡せるのもメリット。もちろん、人との繋がりもできるでしょう。
これだと思う仕事があれば、フリーになる可能性を見据え、転職するのも一つです。

②スキルを習得する

日本語ができればなんとかなるライターと違って、エンジニア系は単価の高い仕事が多いです。Java、PHP、C、Rubyなど様々な言語がありますが、狙い目はPython。AIの需要が高まり、今後Pythonエンジニアはさらに必要とされるといわれています。

また、デザイナーも単価が高いので狙い目ですが、紙よりWeb、Webより動画、と時代が変遷してきているので、どのデザインをメインに習得するかはある程度しっかり見極めた方がよさそうです。動画ならAdobe Premire Pro+After Effect、WebならAdobe XDとDreamweaver+言語はhtml、css、PHP、JavaScript、紙ならAdobe inDesign、Illustratorなど。そのどれもにPhotoshopは使うので、こちらも学んでおいた方がいいでしょう。

③週末副業を始めてみる

最近では副業OKな会社も増えてきました。週末だけ副業を始めてみる、というのもひとつです。
個人輸入でネットショップを開いてみたり、古本のせどり、古着をフリマアプリで売ったりするのも、規模によっては副業になるかもしれませんね。

TimeTicketなどのスキル販売アプリで、自分の得意分野をお金に換えるのも手かもしれません。例えば、ピアノを教えるとか、勉強を教えるとか、絵を教えるとか、デザインを教えるとか。
会社で働く以外にもお金を稼ぐことはできる」という土台を持っておくと、今後ライフスタイルが変化しても対応できます。

自分のタイプを見極めて判断を

さて、ここまでフリーランスをおすすめしてきましたが、フリーで働く=自由というわけではありません。
フリーはすべて自己責任ですから、自分で仕事や生活のコントロールをする必要があります。
締切はしっかり守る必要がありますし、クライアントとのコミュニケーションは必須です。

たまに「集団の中で働くほどのコミュ力がないから、フリーになりたい」という人がいますが、それは明らかに失敗するパターンです。仕事を取るにも、継続して仕事をもらうにも、コミュ力は必要。
また、華々しい経歴の男性フリーランスに多いのが、若い担当者につい偉そうな態度を取ってしまうこと。結局のところ、大作家でもない限り、企業と個人であれば企業の方が立場は上です。年下でも大事なクライアント、そう思えないタイプのフリーランス男性が「フリーランス35歳限界説」を唱え始めるのです。

ひとつのスキルに固執すると稼ぐ機会を失うこともあります。時代遅れのソフトや手法にこだわりすぎたり、絵柄が古くなって需要がなくなってもイラストや漫画の仕事「しか」したくない、と言ったり。
やはり好きなものや、興味のある仕事の方が意欲も上がりますし、学びもするでしょう。しかし、時代ごとに需要が変わる、ということも覚えておいて損はありません。

ライフスタイルの変遷に合わせて、柔軟に自分を変えていく。
女性は特に、選択肢の一つとして早い段階から考えておくことをおすすめします。

宮野茉莉子

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東京女子大学哲学科を卒業後、証券会社で営業を経験。2011年よりフリーライターへ。 大学時代に学んだ哲学にハマり、哲学を交えた記事を執筆。悩んだら哲学本を開...

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