
2019.09.14
「子供が欲しい」けれど「男性が怖い」…25歳恋愛未経験女性の焦り

writer :
小室 友里今回の「小室友里の下克上相談室」、男性恐怖に悩む25歳女性を、男女コミュニケーションの専門家・小室友里がブレない、メゲない、媚びない女性に導きます。
中学の頃、好きだった男の子に見た目をからかわれたことがトラウマに
中学生の頃に好きだった男子に見た目をからかわれてから、男性の目が怖くて仕方ありません。
頑張ってオシャレもしてみましたが、どんなに「かわいいね」とお世辞を言われても、「どうせ私のこと、暗い出っ歯と思ってるんでしょ」という気持ちが抜けません。
25歳で恋愛経験もなく、この先ずっとひとりで生きていくのかと不安でいっぱいです。
子供は好きで、いつかは産みたいと思っていますが、異性と一緒に暮らすというのが想像できなくて、できればひとりで産んで育てたい。でもそんな勇気も経済力もないので、このままずっとひとりなのかもしれない、と思うと焦りでいっぱいになります。
男性への恐怖が消えることはあるのでしょうか。


中学生の頃に憧れていた彼が、本当に大好きだったのですね。それ故に、見た目をからかわれたことが今でもトラウマになってしまっているのかもしれませんね。お気持ちお察しします。
とあるテレビのアンケートでは、90代以上の方を対象にこんなことを聞いていました。
「人生で必要がなかったものはなんですか?」
結果、以下のような反応が返ってきました。
1番…お金
2番…容姿
3番…学歴
90代と一緒にすんなよ!と思うかもしれませんが、人生の終着点を目の前にした人が感じることは、どの世代でもそんなに大きく変わりはしないのだろうと思います。
その人たちが要らないものとして挙げている「容姿」が、25歳で派遣社員をやっていて、恋愛経験がなく、つまりはセックスの経験もない「今」のあなたには、とても必要なものなのですね。
であれば、まずはあなたが自分自身に納得できるだけの「容姿」を追求してみてください。あなたが今、自分に足りないと思っているものを手に入れてください。かわいいね、などとお世辞を言われても
「そんなの言われなくたってわかってるんだから、言わなくてもいいのに〜。この人バカね〜」
と思えるだけの容姿を、ぜひ手に入れてください。そのためにはまず、「暗くて、出っ歯」だと思っているあなた自身の容姿を「明るくて、美しい歯並び」に変えてみてはいかがでしょうか。
「だってお金かかるし、そんなに給料もらってないし!」
そう思うかもしれませんね。であれば、「明るくて、美しい歯並び」になれるだけの収入を得られる職業に変えてみるのはどうでしょう。派遣社員ではなくなる可能性が高いですね。
「そんなの無理に決まってるじゃん!」
…なぜ無理なのですか?
あとは聞かなくてもだいたいわかりますので、言葉にしなくても大丈夫です。やれない自分、できない自分へ『言い訳オンパレード』になるはずです。あなたは気づいていないかもしれませんが、おそらくあなたの25年間の人生は『言い訳オンパレード』だったはずです。
言い訳が多い女性は男性から愛されない!? その理由とは
言い訳がダメだとは言いません。しかし、やれない、出来ないと言い訳を繰り返しているうちは、ずっと一人で生きていく可能性も高いです。なぜなら、あなたがパートナーにしたい男性というイキモノは「言い訳」が大嫌いだからです。
言い訳するくらいなら手を動かせ、頭を働かせろ。そして結果を出せ。これが男性というイキモノの思考であり、男性が生きる社会通念です。世代差はあるにせよ、90代でも20代でも、男性にとって大切なのは「結果を出すこと」です。いちいち言い訳をしている人に結果は出せません。
周りにいる仕事のできる男性を見てください。やれなかったこと、できなかったことに対していちいち言い訳をしている人はいませんよね。言い訳をせずに自分自身が出したい結果=なりたい自分の未来像を追い求めているから、それを手に入れることができるのです。
そして男性は、「言い訳をしない」ことを、同じく女性にも求めます。
「同じものを求められても困る!」と思いますよね? しかしそれもまた、男性というイキモノです。逆を言えば、あなたも男性に、女性と同じものを求めていたともいえるのです。
「かわいいね」とお世辞を言われたとき、もしこれが女性同士ならばこんな会話に発展するでしょう。
あなた:「え〜、そんなことないよぉ。私、出っ歯だしさ」
女友達:「え〜! 全然出っ歯じゃないよぉ〜!」
あなた:「そ、そうかな…」
女友達:「全然大丈夫だよ〜!」
女友達はあなたの「出っ歯がイヤ。恥ずかしい」という気持ちに共感して励ましてくれているのです。こんな会話を繰り返すと、あなたが感じている「出っ歯」へのネガティブイメージは楽になりますよね。実際に出っ歯かどうかの判断は一旦横に置く。これが女性というイキモノです。
あなたが今まで男性から「かわいいね」と言われても受け入れることができなかったのは、「結果重視」の思考を持つ男性に対しても「私を励まして! 私の気持ちをわかって!」と、女性と同じ会話を求めてしまっていたと推測できます。
そりゃー、無理な話ですよ。あなたを「かわいいね」と褒めてくれた男性は、「かわいいね」と褒めたことで「君は出っ歯じゃない」との結果を伝えていると思っているのですから。それなのに、「え〜、でも〜…」と、自分の褒め言葉を受け入れず、言い訳ばかり繰り返すあなたを「こいつ、めんどくさっ!彼女とかマジ無理」と感じて遠のいていくのも、至極当然のことなのです。
傷ついたひとことを許すことが、 愛される女性への第一歩です。
子供を産むためには、恋愛をすること。
恋愛をするためには、男性に好かれること。
男性に好かれるためには、言い訳をする自分をやめること。
言い訳する自分をやめるためには…?
『言い訳をしなくて済む自分になること』
これがあなたが感じる男性への恐怖を消すための道筋です。
この道を進むためには、あなたが言い訳するようになったきっかけに立ち戻る必要があります。中学の頃に言われた心無い一言を、あなたが認めて、許すのです。
「確かにあの時は出っ歯で暗い子だったけど、今の私は違うもん。明るくて美人で友達もたくさんいて、男の子にもモテてる。だから彼の一言は、許してあげる」
この一言で、あなたはこれまでのネガティブな自分から解放され、男性にも愛され、ひいては素敵なパートナーと巡り合ってお子さんを産み育てることも可能になるでしょう。
「私が傷つけられたのに、どうして許さなきゃいけないの…?」そう感じるかもしれませんね。
彼に謝罪してもらえるなら、それも一つの方法です。しかし彼はそんな記憶はとうに消えているでしょうし、あなたが思いを寄せていたことも知らないでしょう。それを責任追及するのもいかがなものかと。それを伝えたところで、彼にとってただのめんどくさい女になるのは明白です。
これ以上、誰かに傷つけられる必要はないですよね?
答えがイエスなら、彼を許しましょう。暗い出っ歯な自分も認めましょう。
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