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月経カップを使ったら、生理のストレスが激減した話

ヘルスケア
あなたは、ナプキンやタンポンに代わる新しい生理用品、「月経カップ」を知っていますか? この月経カップ、生理特有の小さなストレスから私たちを解放してくれるものなのです。どんなメリットがあるのか、見ていきましょう。

女性にとって憂鬱なのが、月に一度の生理ですね。
その辛さには個人差があるものの、動けなくなるほどの腹部の痛み、貧血によるめまい、倦怠感、下痢などといった不快な症状に悩まされます。また、生理前にはPMSによってメンタルが大荒れする人もいますね。

そして、地味に面倒なのが、絶え間なく流れ出る血液の処理です。
毎月毎月、ナプキンを敷いたりタンポンを挿入したりしてその血液を吸い取らせているわけですが、とにかく面倒ですよね。
ナプキンを切らしてトイレで往生したり、人の家でナプキンを捨てる場所に困ったり…といったトラブルは、女性なら人生で一度くらいは経験しているのではないでしょうか。

そんな地味~なストレスを軽減してくれるアイテムがあります。
それが、月経カップ!
一体どんなものなのか、見ていきましょう。

月経カップってどんなもの?

月経カップは、主にアメリカやカナダ、ドイツなどで生産されている、医療用シリコン製の鈴状のカップのこと。これを生理時に膣内に挿入してカップ内に血液を溜め、いっぱいになったら取り出して血を捨てます。取り出したカップは洗ってまた挿入することで何度でも使えます。

わかりやすくまとまっていたので、Wikipediaの月経カップの項目を紹介しましょう。月経カップを使用することによって、以下のような利点があるとされます。

月経カップの利点

1. ナプキンやタンポンよりも長時間使用できる(最長12時間まで)。
2. ナプキンによる蒸れ、かぶれ、かゆみから解放される。
3. タンポンのように、トキシックショック症候群(TSS)を引き起こす原因になりにくい。
4. 紙ナプキンやタンポンなどから発生するダイオキシンや他の有毒物質を体に取り入れる危険性がほぼない。
5. 長期にわたって使用できるので資源の無駄を防ぐことができ、紙の大量使用による自然環境破壊を引き起こさない。
6. 1個あたり日本円で3000円〜5000円と単価は紙ナプキンなどと比べて高価である一方、長期使用することで結果的にかかる金額が少ない。
7. 布ナプキンと違って、洗浄に時間がかからない。
8. 経血が外気にほとんど触れないままカップにたまるため、「臭い」がほとんど出ない。月経時のオーラルセックスも血や臭いを気にせずに出来る。
9. カップ洗浄時に、自分の血液やおりものの量や状態を的確に判断する事が出来るので、健康管理に役立つ。
10. 血液を吸収するのではなく溜めるため、タンポンのように膣内を乾かすことがなく膣の自浄作用を邪魔しない。
11. 旅行などの際に荷物がかさばらない。

Wikipediaより引用)

血の量が多い人はナプキン併用で横モレの心配から解放されますし、量が少ない人は頻繁な交換の必要がないため、入れっぱなしで過ごせます。外出先でナプキンやタンポンを交換する必要がなく、生理であることを忘れるレベルです。

そして何より嬉しいのが、プールや海を我慢しなくていいこと。せっかく友達と海やプールに行く約束をしていたのに、生理だから水着になれなかった…という悲しい経験、よくありますよね。そんなときでもカップなら気にすることなく水に入れます。
また、子供を持つママにとって、生理中の子供との入浴は悩ましいものです。そんなときもカップなら、子供に血を見せることなく一緒にお風呂を楽しめます。

月経カップの使い方

事前準備

月経カップを購入したら、煮沸消毒をしましょう。ミルトンで消毒したり、専用の減禁器を使ったりする人もいます。

挿入方法

① 手をよく洗浄します
② カップを持ち、口を折りたたみます
③ 膣内に挿入します。この際、片足を上げた“石原裕次郎ポーズ”だとスムーズに挿入しやすいです。
石原裕次郎ポーズ

慣れない最初はなかなか入らなくて苦戦しますが、折りたたみ方を工夫することで痛みが少なくなります。折りたたみ方は、メーカーさんのこちらの動画が参考になるでしょう。

月経カップの選び方

メーカーごとにカップの大きさや柔らかさは違います。
選ぶときのポイントとしては、経血の量が多い人、体が大きい人は大きめのサイズを、量が少ない人や体の小さい人は小さめのサイズを選びましょう。よく「経産婦は大きいものを」と書かれていたりしますが、経産婦でも一番小さいもので足りる人がいるので、この点はあまりあてになりません。

また、柔らかさにも何種類かあります。硬いものは挿入時に痛みが出やすく、柔らかいものの方が痛みは少ないです。しかしひとつ落とし穴なのですが、「初心者だから柔らかいものを選ぼう」というのはおすすめしません。ある程度カップが硬くないと膣内で広がらないため、経血をキャッチできなくなるのです。本当に痛みに弱い人以外は、ある程度硬さのあるものを選んだ方が無難です。

あと、見落としがちなのが色です。
いろんな色の月経カップが出ていますが、血液が付着してもグロテスクにならない色がオススメです。青や緑より、紫やピンクなどが良いでしょう。その点において赤なども良さそうですが、経血の色で健康チェックをしたい場合に色がわかりづらいのが難点です。

カップや服についた血液汚れは、セスキ炭酸ソーダを使うとキレイに落ちます。

友人に何度も勧められた。けど、なかなか手が出せなかった理由。

筆者は今でこそ「月経カップ最高!」と手放しに絶賛していますが、以前から友人に勧められてみたものの、購入に至るまでに結構時間がかかりました。
理由は、単純に怖かったから。
「取り出せなかったらどうしよう…」という恐怖です。

実際、先に試した友人の中には「なかなか取り出せなくて、お風呂場で1時間くらい格闘した」という人もいました。
大昔にタンポンの紐が切れて出てこなくなり、病院に行く寸前でなんとか出てきた、という経験をしたこともあり、「出てこなかったらどうしよう」という恐怖が人一倍強いのです。

慣れた友人たちは、「いきめば大丈夫」「産む感じ」などと好き勝手に言いますが、それでも怖いものは怖い。そんなときに出会ったのが、しっぽがリング状になっているメルーナカップでした。

結論から言って、大正解でした。リングを引っ張るだけでスルリと出せるので、出し入れに困ったことはありません。

月経カップにして個人的に嬉しかったこと3選

① ナプキンを買わなくなった&ゴミがなくなった

毎月毎月、大量のゴミを出すのは本当にストレスだったんだなと、改めて思います。
また、ナプキン自体は大した金額ではないですが、10歳前後からスタートしてだいたい28日おきに数パックが消費され続けるわけで、女性が一生の間に遣うナプキン代を考えるとすごい額になります。3000~5000円と、ナプキンに比べると安くはない月経カップですが、一度買うと10年は使えるらしいので実に経済的です。「切らしたら困る」というストレスや、ナプキンのストック置き場の確保からも解放されました。

② サニタリーの下着を全部捨てられた

股の部分が防水仕様になっていて、履くとゴワゴワしていて、なんだか形もオバチャンぽくて…。子供の頃からサニタリーの下着というものがなかなか愛せなかったんですが、これを機会に一掃できました。好きなデザインの下着しかない、というのはとても気分がいいです。

③ 旅行に生理が重なってもなんとも思わなくなった

昔は旅の予定と生理がカチ合わないように、ピルを使って生理を早めるなどして調整したりしていました。ピルの副作用である吐き気と戦いながら、です。
でもこの夏は、生理の時期に旅行したりビーチに行ったりする機会があったのですが、まったくストレスなく過ごすことができました。荷物も少なくなりますし、長時間の移動でもナプキンの交換を心配する必要がないのはとても快適です。

月経カップは災害時に有用か?

くしくもこれを書いている2019年の9月現在、台風の影響によって千葉の一部で大規模な停電が起こっています。物流が途絶え、断水し、水や食料が不足している事態となっているわけですが、思い出されるのが少し前に友人2人が議論していた、「月経カップは災害時に有用かどうか」です。

一人は、ナプキンのようにゴミも出ないので災害時に有用である、という考え。
もう一人は、災害時は水も使えないため、月経カップは逆に不便である、という考え。
結構激しく議論していたのですが、個人的にはどっちも正しいと思います。
鍵になるのは、以下の3点。

・水がある程度使えるかどうか。
・12時間に1度、カップを取り出すことができる環境か。
・本人の経血量。

量が多いと頻繁に交換する必要があり、ナプキンの方が楽と考える人も出てくるかもしれません。その際に手を洗える環境にない場合は、感染の危険が少ないカップよりナプキンやタンポンの方が安心でしょう。今回のように断水していて水が十分に使えない場合には、カップよりナプキンが良いと思います。一方で、断水していない地域で物資の不足が深刻な場合は、繰り返し使えてゴミも出ないカップの方が有用と考えられます。

なんにせよ、「状況によって選べる」というのが一番。
未経験の人はぜひ一度、月経カップを試してみませんか?

Lily-Jay編集部

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Lily-Jay編集部です。

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