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人生は選択の連続!!「後悔の少ない選択」をするコツは?

女性の生き方
「この人と結婚した方がいいのかな?」「この先のキャリアのためにも、今の仕事ではなく別の仕事を目指した方がいいのかな?」若いときだけではなく、人生は常に選択の連続です。選択しつづけた結果が今の人生とも言えますね。さて、ここで後悔のない選択をするコツはあるのでしょうか? 哲学ライターの宮野茉莉子さんが解説します。

人生は選択の連続ですが、女性の20~30代は転職や結婚など、特に大きな選択を迫られる時期でもあります。その後の人生を左右するものですから、「後悔しない選択をしたい」ですよね。

しかし「絶対に」後悔のない選択をすることは、ほとんど不可能ともいえます。
なぜなら物事は白黒つけられるものが少なく、グレーゾーンにあるものがほとんどだから。仕事なら「安定をとるかやりたいことを選ぶか」、結婚なら「安らぎをとるかトキメキをとるか」など、天秤にかけて迷うことも。

今後年を重ねるにつれ、住まいや仕事、結婚すれば子どものこと、他にも親の看病や介護など、グレーゾーンの悩みは増えていきます。絶対の正解がない中で、納得のいく選択をするためには、どうしたらよいのでしょうか。

“自分”から外れた選択ほど、続かない

相談する女友達

転職や結婚に悩むと、体験談を読んだり、周囲にアドバイスを貰いますよね。
例えば「この人と結婚してもいいのかな?」と思って相談したとき、周囲はあなたにどんなアドバイスをくれるでしょうか?
「経済的に安定している人が一番よ~」
「食の好みが同じ人がいいんじゃない?」
「嫌なことが同じ人がいいよ」
「価値観の合う人がいいと思うな」
などなど、多種多様なアドバイスをしてくるものです。

とはいえ、これらのアドバイスが自分に合うかどうかは、別問題。
これらの条件は“その発言をした人のもの”であり、「私にはしっくりこないな…」と思うことも少なくありません。

このアドバイスを無理に聞いてしまって“自分”から外れた選択をしたときほど、後から後悔して「時間を戻したい」と切望するもの。無理があり、結局続かないということにもなりやすいのです。そのためにも、まずは自分についてもっと知りましょう!

自分の「なぜ」を掘り起こそう

「好き」という気持ちは、なぜか軽く見られがちです。
好き嫌いや興味、好奇心の向く先は、人それぞれ。
自分が好きでやりたいと思うのは、単なる偶然ではなく、そこに自分らしさが潜んでいるものです。

自分について考えるときは、「自分がなぜそれをやりたいのか」「なぜそれを望むのか」「なぜそうなりたいのか」「なぜその道を行きたいのか」について深く考えると良いと、哲学者のニーチェは『偶像の黄昏』の中でいいます。

なぜ自分はその道を好むのか、まずは小さなことから深く考えてみましょう。

「誰かのために」は止めよう

あなたは、親のために就職先を選ぶ、恋人のためにヘアスタイルを決める、友達のために生きたくない飲み会に行く…といった行為をしていませんか?「誰かのため」と思うことは、一見尊いことのように思えますね。

しかし実際は「それが失敗したときには『誰かのせい』にし、成功すれば自分の手柄と慢心する」とニーチェは『ツァラトゥストラはかく語りき』で指摘します。結局「自分のため」になってしまうのですね。

「純粋にやりたいときは『~のため』という言葉も考えも浮かばない」というのも、ニーチェの言葉。「選択ぶときに理由を沢山探してしまう」場合、本音では自分はやりたくないことなのかもしれません。

やりたくないことばかりやると、自分を見失います。やりたくないことをそぎ落とし、シンプルな自分を見つけ出しましょう。

後悔前提で、物事を選択してみる

自分らしい選択をしても、間違えたり、後悔することもあります。答えも、正解もないのが人生。はじめから「後悔はするもの」と考え、選択する手もあります。

同じ後悔でも、どのような後悔なら自分は一番納得できるか、考えてみましょう。失敗しても、自分らしい選択ができればそれでいいと考えるのも一つ。「こんな後悔は腑に落ちるけれど、こんな後悔はずっと引きずってしまう」と具体的に考えると、案外答えも出てくるものです。

後悔の捉え方は、自分で変えられる

たとえ後悔しても、「後悔の捉え方」は変えることができます。「事実」と「解釈」は、異なるもの。「起こった事実」に対して、「善悪の判断」を加えるのは自分自身なのです。

どちらを選ぶ?

「解釈した途端、その解釈ができるような視点からしかのみ、物事を見るようになってしまう。その解釈が、自分自身を縛る。とはいえ、解釈せずには物事の始末はつけられない。ここに人生を読み解くジレンマがある」とニーチェは『たわむれ、たばかり、意趣ばらし』で言います。

同じ解釈に縛られるのなら、「解釈自体を変える」方法もあります。事実は変えられませんが、解釈は変えられるもの。2つも3つも解釈をもってみたり、学びや気付きなど、プラスの解釈を探すのもよいでしょう。

あれもこれもと考え込むほど、がんじがらめになり、自分が見えなくなるものです。まずは小さなことから、自分らしい選択をしていってみてくださいね。

宮野茉莉子

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東京女子大学哲学科を卒業後、証券会社で営業を経験。2011年よりフリーライターへ。 大学時代に学んだ哲学にハマり、哲学を交えた記事を執筆。悩んだら哲学本を開...

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