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「結婚制度は想像以上に『重い』」そう語る女性たちのワケ

結婚
結婚とは、人生のゴール? 幸せな生活のスタート? 結婚というと、フワフワしてハッピーなイメージがありますよね。でも実際に結婚した人の話を聞くと、そんなにいいことばかりでもないようで…? 30代半ばの既婚者ライター、宮野茉莉子さんが結婚制度の「重さ」について解説します。

「結婚=好きな人と夫婦になり、家庭を築く制度」だけだと思っていませんか? 結婚には相手選びが重要なのは確かなのですが、本人の資質どうこう以前に。実際に結婚した後、「結婚制度が重い」と語る女性は少なくないからです。
なかには、「次があったら結婚はしない」「籍をいれるのは最後でいい」と語る方も。30代半ばの筆者の周りにいる既婚女性たちのエピソードをご紹介します。

転職のようにはいかない結婚

「結婚相手は理性で選んだ」という33歳のAさんは結婚4年目。一流大学を卒業後、大手企業に入社、キャリアアップのための転職を1回経験しています。優秀で容姿端麗な彼女ですが、恋愛となると我を忘れてしまうこともあるそう。

「好きになっちゃうと一直線で、重い女になってしまうんですね。周りも見えなくなってしまうけど、結婚は生活。感情のまま結婚するのはいけないと思いました」という彼女は27歳から婚活を始め、一流企業に勤める男性と出会います。

「収入も、顔も、身長も申し分なし。三男で、実家も遠方。条件はいいですし、良い人なので結婚を決めました」。結婚当時の達成感は大きかったそうですが、1年、2年と経つうちにその考えが変わります。

「私にとって、結婚はゴールでした。大学も、就職も、転職も、結婚も『完璧な選択』をできた。そこで一気に気が抜けたんです」と言いながら遠くを眺めます。

バリバリ仕事を続けているため、結婚後も声をかけられることが少なくないそう。中には心を動かされる出会いもありましたが、自分は既婚者。軽率なことはできないと思いとどまる一方で、夫への気持ちも冷めてしまいました。

「結婚したら安心したのか、夫も態度が変わりましたから。結婚はしてみないと分からないと、つくづく思いました。人間関係ですから、これが正解というのもないと思うんです。ただ、間違いと分かった後でも、すぐに離婚はできない。転職のようにできたらいいですけど…転職のようにはいかない重さがあります」

次があるならば、まずは事実婚、2人でやっていけそうだと思ってから最後に籍を入れるのでも遅くないのでは、と分析したそうです。

「何でも女がガマン」の世界

38歳で子どもが2人いるBさん。第一子産後までは、仕事に励んでいました。産休をとって復帰するも、第二子を出産後、退職を決意します。

「夫の帰りは遅く、両親も遠方で頼れません。子どもはよく風邪をひくのですが、いつも休むのは私。仕事を休むことも多く、とはいえ子育ても家事も、重労働。さらに子ども2人となると両立が厳しくて、退職を決めました」

2人目が育ってきたので就職活動をしたものの、「子どもは小学校低学年まではよく風邪をひくので、休みがとりやすい仕事でないといけない。学童や保育園に送り迎えの時間を合わせる必要もあり、勤務時間も限られます。そうなると、職業選択が限られるんです」。

結局、希望ではない仕事を選んだBさん。「好きな仕事に就けるのは、子どもが小学校高学年になってからですね。そのとき私は、40代も半ば。正社員は難しいですよね。

子育ては大変ですから、それまで通りに仕事ができないのは分かります。ただ、なぜ職業選択も、雇用形態も、女性のみガマンを強いられるのでしょう? 夫婦の子どもですし、夫婦は協力するものだと思っています。

ただ『家事育児は女の仕事』という価値観が、夫は強いんです。義母は専業主婦でしたから。結婚前は『私なら仕事も育児も家事もやれる』と思って気にしなかったけど、甘かったです。総合的に判断したり、話し合うべきでした。とはいえ子どもがいますから、もう後戻りできませんが…『自分の仕事』といった人生計画まで変わってしまいましたね」といっていました。

夫婦2人で家族を作るわけではなかった

「結婚って、夫婦2人でなくて『家に入るもの』と考えた方がいいかもしれません」というのは43歳、結婚15年目のCさん。

「結婚するときは、夫婦2人の家庭生活を思い描いていました。でも実際に結婚してみると『嫁業』がハード。頻繁な親戚付き合いに、地域の習わしや行事、義実家での年末年始の2日間ほぼ徹夜でおせち作りとか…」と苦笑いします。

「結婚前までは『年末年始は家族で海外旅行もいいな』なんて思いましたが…しきたり的に無理でしたね。結婚後は夫婦で新しい戸籍を作るはずですが、『家に入る』という価値観を周囲が持っています。そしてその価値観を変えるのは、試してみたけど無理です」とのこと。

「次があるならば? 私は結婚しません。これも結婚を経験したから言えることなんですけどね…。今振り返ってみても、20代の女の子が、結婚生活の深みまで想像するのは難しいと思います。籍を入れるっていうのは、本当に重いことです」と断言されていました。

「結婚制度」は、想像以上に重いもの。あなたが結婚を考えるときの参考にしてみて下さいね。

宮野茉莉子

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東京女子大学哲学科を卒業後、証券会社で営業を経験。2011年よりフリーライターへ。 大学時代に学んだ哲学にハマり、哲学を交えた記事を執筆。悩んだら哲学本を開...

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