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空気は読まなくていい!「いい人」をやめて得られるもの3つ

女性の生き方
「〇〇ちゃんって、いい人だよね~」。女性同士の会話でよく出てくるこんな言葉。でも、これって褒め言葉ではなかったりしますよね。空気を読むことは日本社会ではとても大事なことですが、読みすぎると「いい人」=「従順な人」「マウンティングされやすい人」になることも。哲学ライターの宮野茉莉子さんが語る、今よりちょっとだけ幸せな人生を送る方法。今回のテーマは、「いい人をやめる」です。

日本は、「いい人」でないと生きにくい国です。
小さな頃から「いい子にして」と言われて育ちますし、いい人でいれば友達にも職場でも嫌われず、恋人だってできるはず、と信じている方も多いでしょう。その証拠に「空気を読む」スキルは、子供の社会でも大人の社会でも最も必要とされるものです。空気を読んで、いい人のふりをすれば、とりあえず大丈夫! それが、我々の世代の不文律なのではないでしょうか。

筆者もご多分に漏れず、そのタイプでした。
20代前半は「いい人でさえいれば大丈夫」と信じ込み、いい人でいるべく頑張っていました。
しかし、30代になった現在、その「いい人」でいることを思い切ってやめてみました。そこで、「いい人がゆえに失っていたもの」があったことに気がついたのです。

そこで今回は、「いい人」をやめて得られるものについて解説します。

得られるものその1:対等な関係でいられる友人や恋人

対等な関係

「いい人」って、周囲から舐められやすいです。
いわゆる「YESマン」ですし、相手に合わせて自分の意見を変えるので、舐められてしまうのですね。相手にとっては自分の意見が通りやすいので、扱いやすくもある。そこにつけこんだ人が、どんどん集まってくるのです。
たとえばマウンティング好きだったり、モラハラやパワハラ、セクハラが好きな人のターゲットに。友人や恋人になるものの大事にされず、相手の要求を聞いてばかりということも。「対等な人間関係」を築きにくくなるのです。

一方で、そのようなターゲットになりにくい人もいますね。
何をしなくても、周囲と対等な人間関係を築ける人もいます。
そのような人たちは、マウンティングをどのようにかわしているのでしょうか?

彼らは自分なりの「YES/NOの壁」をしっかり決めて主張します。
例えば無理難題を吹っ掛けられたとき、いい人なら無理をしてでも「YES」と答えてしまいます。
しかし、自己主張ができる人は、無理と感じたならはっきりと「NO」を伝えます。おどおどせず、きちんと主張します。
自己主張ができる人は、自分を大切にできる人です。
意外かもしれませんが、自分を大切にするほど、自分に合った対等な関係を築ける人間が集まります。
周りを見回して「自分を利用している人が多い」と感じたら、はっきりとした自己主張を行ってみましょう。

得られるものその2:自分の夢や希望

希望

「いい人」が重視するのは、「自分」よりも「世間」です。
世間の意見を聞き、世間の目ばかり気にするため、自分を見失います。
これがファッションやメイク程度ならまだいいのですが、「結婚」や「就職」となると話が別です。世間を意識して結婚や就職を決めたものの、自分には合わず転職や離婚をした、という話は実際に聞きます。

筆者自身も、就職活動のときには自分のやりたいことより、世間体を重視しました。
世間を意識して「大人の選択」をしたように見えても、実際毎日会社に通って働くのは自分自身です。
合わない仕事を続けて本当に好きなこととそうでないことを痛いほど実感したおかげで、自分を大切にすることを学びました。
また、世間で「良い」とされている仕事も、10年経てば変わります。実際に筆者が世間体で選んだ職種も、10年で安定から不安定へと180度変わりました。時代は移り行くので、「世間の言うとおりにしておけば大丈夫」というわけでもないのです。
結局は自分の気持ちに向き合った方が努力もするし、失敗しても納得し、前を向くことができる。そうやって「自分なりの選択」を繰り返すと、段々と自信がついていきます。

得られるものその3:幸せを感じる感覚

幸せ

Photo:skeeze

幸せは感じるもの、つまり「感覚」です。感覚は、鈍くも、鋭くもなります。
本当はどうでもいい飲み会、自分の本音とは違う会話、着たくないけれどウケがいいから着ている服、行きたくない旅行…こういったものばかりにまみれると、「幸せを感じる感覚」が鈍ります。幸せだけでなく、「喜び」「嬉しさ」「楽しい」といった感情も薄れ、全てに対してどうでもよくなってしまうことも。
「自分のフィルター」を通して日々の生活を選んでいくと、段々と感覚が戻ってきます。ささいなことでも、自分で考え選んだというだけで、喜びや楽しみを感じるように。筆者自身も、自分の希望で選んだ仕事ではじめて得た9000円の報酬への喜びは、今でも忘れられません。

もちろんいい人であるからコミュニケーションが円滑にいくこともありますが、自分の意志を持ち、主張することは重要です。このバランスが難しいのですが、年を重ねるにつれ、「いい人から自分へ」と変わっていくように感じています。「自分はいい人かも」という自覚のある方。まずは小さなことから、自分の気持ちを大切にしてみてくださいね。

宮野茉莉子

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東京女子大学哲学科を卒業後、証券会社で営業を経験。2011年よりフリーライターへ。 大学時代に学んだ哲学にハマり、哲学を交えた記事を執筆。悩んだら哲学本を開...

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