
2019.11.23
コスメ選びに迷ったら?「捨てやすさ」&「使いやすさ」で選んでみよう

writer :
三谷 アイあなたは新しいコスメを選ぶときに、明確な基準を持っていますか?
「乾燥肌向けって書いているものを適当に」
「デザインが好き」
「同じような商品の中から一番安いものを」
大体、このような基準で選んでいる人も多いのではないかと思います。
乾燥や皮脂など肌タイプに対応しているかどうかはもちろん、価格や成分、商品のビジュアルが大切なのはその通りです。
しかし今回はあえて、別の基準をご紹介しましょう。
機能や中身ではなく、化粧品を「捨てやすさ」と「使いやすさ」の観点から選んでみようというお話です。
化粧品を「捨てやすさ」で選ぶと使用後のストレスが激減する
「エコに目覚めろ!」とか「地球環境! CO2排出を許すな!!」とか、そういう話ではありません。いえもちろん、大切な意識ですけれども。それよりもっとミニマムな、生活の話です。
化粧品の分別は意外と面倒!
さてここで、クイズです。
中身がまだあるけど飽きてしまったマニキュア。
分別するなら、燃えないごみ? ビンごみ?
正解は……「自治体によって違う」。
なんとも歯切れの悪い答えですみません。不燃ゴミとして持っていってくれる自治体もあれば、中身は新聞紙などに吸わせて可燃ごみへ、外はプラもしくはビン回収へと別に出さなくてはいけないところ、ホームページに記載がなく、詳しくはゴミセンターに問い合わせてくれという自治体もあり、実に複雑なのです。
また、スポイト式の美容液も面倒。容器とスポイトはビン、スポイトの上の部分はプラでいちいち分解・分別しなくてはいけません。
そう、化粧品って使い終わったら意外と面倒なんです!
きれいなビジュアルに仕上げられていますが、使いかけで飽きてしまったり、使いきれずシーズンを越してしまったりすると、その処分に頭を悩ませることに……。
捨てやすい化粧品とは?
①プラスチック製のもの
②詰め替えタイプがあるもの
③スプレー式でもガスタイプではないもの(缶ではないもの)
この3点を頭の隅に置いておくと、後のストレスが激減します。
プラスチックをなくそう! という今の御時世には反してしまいますが、基本プラスチック以外の材料を使っている化粧品は選ばないようにすると、処分のときが簡単です。また、使い切った化粧品容器を回収し、景品としてサンプルをくれるブランドもあるのでそちらも利用したいところ。家庭のゴミも減るし、サンプルもゲットできるという一石二鳥システムですね。
買う前から捨てるときの話を、と思うかもしれませんが、来月には年末の大掃除が待っています!「捨てるの面倒だから年末の大掃除にまとめてやろう!」と追いやったアレコレが、コンニチハ! してくる時期なのです……。
これからコスメを買う前に、ちょっとだけ捨てるときのことも考えてみましょう。
毎日使うなら使用感以上に「使いやすさ」も重要
また、使い勝手も大事なポイント。
もちろん、クリームの伸びがいいとか、ベタつかないとか、液ダレしないとか。
これらもとっても大切なポイントです。
ですが、「付属品」のチェックもお忘れなく。
スパチュラ必須のクリームは収納つきを選ぼう
例えばジャータイプの美容クリーム。
衛生面では素手ではなく、スパチュラを使うことが推奨されています。
そのスパチュラ、美容クリームにセットで一緒に箱に入っていますか?
入っていたら、そのスパチュラを収納する場所、ありますか?
付属のスパチュラはどうしても小さく、その多くが透明なので、無くしやすいものです。
そんなときは、スパチュラを立てられる台座付きの美容クリーム、またフタの裏側に収納できる製品を選ぶといいですよ。
例えば、アスタリフトのジェリーアクアリスタ。横にスパチュラ立てがついていますね。
また、雪肌精のハーバルジェル。こちらもスパチュラが立てられるように横にフックがついています。
このような商品を選ぶと、毎日のケアがとても楽になりますよ。
化粧水をスプレーやポンプに変身
また化粧水のボトルにつけられる、スプレーやポンプタイプの「交換ヘッド」を販売しているブランドもあります。
フタを開けて化粧水を手に出して塗って……ではなく、ヘッドを2~3回シュッシュと押せば適量が出てくる。これは時短になって便利ですよね。
ヘッドでオン/オフできる
海外ブランドで多いのが、上の写真のようなポンプを右に回せばオープン、左に回せばロックがかかってクローズになるという、フタなしタイプのボトルポンプ。誤プッシュもないですし、小さな子がイタズラする心配もありません。
美容液や乳液って小さなフタが付いているものが多いですが、その小ささゆえに化粧水で手が濡れていたら滑って床に落としやすい……。しかし、これならフタを開ける手間もなく、フタを無くす心配もありません。
使い心地はもちろん、こうした使い勝手の良さは意外と大切です。
小さなストレスがないだけで、そのコスメの使用頻度は上がります。
コスメを選ぶときにはぜひ、「捨てやすさ」「使いやすさ」もチラッと頭に入れておいてくださいね。


