
2019.12.04
「寂しいから」「本当は優しい人だから」…そう言い続けてきた彼女たちが“男捨離”を考える理由

writer :
宮野 茉莉子もう12月。1年を振り返り、「今年中にやれるべきことはやりたい」「終わらせることは終わらせたい」と奮起する女性も多いでしょう。
1年の整理を考えるこの時期ですが、断捨離ならぬ“男捨離”を考えなければという声も周囲では聞きます。「何となくズルズル一緒にいた」「違和感はあるんだけど、本当は他差しい人だから付き合い続けた」という彼女たち。
どんな男性と付き合い、なぜ男捨離を考えているのか、リサーチしてみました。
「寂しいから」と好きでもない相手と4年も付き合った29歳会社員の話
付き合うというと「好きだから」というのが真っ当な理由に思いますが、それ以外の理由の人もいます。
都内で会社員として働く29歳の女性Aさんは、4年付き合い続けている彼氏がいます。このまま結婚という流れになりそうですが、「実は彼のことはそこまで好きでない」とバッサリ。
」
結婚したいのは、ただ安心したいだけ。それに気付いたのは、周囲の友人が結婚や出産を経験し、夫との関係に悩む話を聞いたからだといいます。産後の夫とのやり取りや、姑関係で大変そうな友人の話を聞きながら「今の彼とそれを乗り越えるのは無理」と自覚。
とはいえ1人になるのは寂しいので、付き合い続けている彼女。
正解がわからない中での選択は、難しいですよね。しかし結婚は、生活。
「今の彼との結婚生活は無理」と言っている時点で、進むべき道は見えているようです。
モラハラ男の小さな違和感に目をつぶり続けた24歳女性の話
学生時代からの彼と付き合い続ける24歳女性は、ずっと違和感を感じてきました。
それでも彼は周囲には礼儀正しく、基本的に優しい人なのだそう。しかし……
……段々と、雲行きが怪しくなってきましたよ?
実は他にも、モラハラ的な発言が出るのだといいます。
「基本的に優しい……でも、モラハラするんですよね?」と聞き返すと、「…その繰り返しなんです」。
この繰り返しだから、つい付き合ってしまう。
それももう終わりにしないとと言う彼女。彼女の“男捨離”はすぐそこに迫ってます。
付き合っているときの自分の心の状態と向き合う
人間関係に正解はないからこそ、男性とのお付き合いには迷いがつきもの。
「寂しいから」「安心したいから」「1人が怖いから」付き合い続ける、という人も多いでしょう。
「本当にこの人と付き合い続けていいのかな?」と感じたら、彼と付き合っているときの自分の心と向き合ってみましょう。付き合っていても寂しかったり、不安や不満があり、それが平穏な状態に勝ってしまう場合、付き合いを考えた方が良いかもしれません。
曹洞宗の開祖、道元(1200~1253年)の言葉に「放てば満てり」というものがあります。
これは執着を放てば、自然と手に満ちてくるものがあるということ。手放せば、必ず代わりになるものが入ってきます。恐怖が伴いますが、勇気を出すから得られるものもあるのです。
不本意な関係をズルズルと続けている人は、1年の締めくくりに断捨離ならぬ“男捨離”を考えてみませんか?


